日本近海にある台風と熱帯低気圧が今後の天気に大きく影響を及ぼしそうです。台風9号に続いて、さらに台風まで発達するものもある見込みで、所々で大雨になるでしょう。

※20日~21日の予想天気図
※20日~21日の予想天気図

イメージとはちょっと違う8月

8月というと、晴れて、強い日差しが照りつけているイメージがありますね。でも今年はなんだか変ですね。この先は台風と熱帯低気圧の影響を受けるため、特に関東から北海道は曇りや雨で、大雨の所もでてきそうです。

北海道は記録的な雨も

冒頭の予想天気図を見ると、日本の南や東の海上に台風や熱帯低気圧があります。オレンジ色で囲った台風は西へ。紫色や赤色の熱帯低気圧や台風は、北上する見込みです。北海道は前線や北上してくる熱帯低気圧の影響で、20日(土)から21日(日)は雨の量が多くなります。特に、釧路、根室、十勝地方、胆振、日高地方では、24時間で局地的に200から300ミリの雨が予想され、記録的な雨になる恐れもあります。先日の台風7号で被害がでましたが、土日も大雨による土砂災害や低い土地の浸水などに厳重に警戒してください。東北の太平洋側でも雨の降り方が強まるでしょう。

※22日の予想天気図
※22日の予想天気図

ひと月分の雨がたった一日で

22日(月)になると、赤色の台風が関東から東北の太平洋側沿岸に近づきます。このため、日曜日の夜から月曜日にかけては関東や東北の太平洋側で激しい雨に注意が必要です。東北の太平洋側では月曜日の一日だけで、8月ひと月分の雨量を超えるような大雨になる可能性があります。川が氾濫したり、地下施設に一気に雨水が入り込んでしまう危険性もあります。また、発達した積乱雲のもとでは、落雷や竜巻などの突風にご注意ください。一方、オレンジ色の台風は北緯30度付近をゆっくりと西へ進むことが予想されています。東海から九州は土日は晴れますが、台風からの非常に湿った空気が入りますので、連日、急な雨や雷雨がありそうです。激しい雨の所もありますので、屋外のレジャーは空模様に要注意です。