オホーツク海から流氷の便りです。本日(22日)、網走地方気象台は「流氷接岸初日」を発表。これは1959年の統計開始以来、観測史上最も遅い記録です。

22日 網走地方気象台屋上からの様子(北海道網走市) ※網走地方気象台提供
22日 網走地方気象台屋上からの様子(北海道網走市) ※網走地方気象台提供

網走 観測史上最も遅い「流氷接岸初日」

写真は網走港の様子です。
防波堤の向こうに、白くキラキラ輝く流氷がやってきていることが分かります。
本日(22日)9時40分頃、北海道・網走地方気象台は「流氷接岸初日」を観測。
平年より20日遅く、昨年より34日遅い観測です。
今回の観測はこれまでの最も遅い記録、1991年の2月21日を更新し、
1959年の統計開始以来、約60年間で最も遅い記録となりました。
(観測されなかった1989年を除く)
※「流氷接岸初日」とは流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路が無くなり船舶が航行できなくなった最初の日のことです。

「海明け」について

気象台は、全氷量が5割以下になり、かつ沿岸水路ができて船舶の蛇行が可能になる日を「海明け」として発表しています。
網走の海明けの平年は3月20日です。