非常に強い台風15号の影響で、沖縄本島は昼前から昼過ぎにかけて、奄美地方は夕方から大荒れの天気になる見込みです。暴風や高波、大雨に警戒が必要です。

台風15号は、非常に強い勢力を保ちながら沖縄の西の海上を北上しています。
石垣島では午前8時40分までの24時間に272ミリの雨が降りました。
これは、8月に降るおよそ一ヶ月分の雨の量に匹敵します。
台風は、今日の午後には沖縄の本島地方に最も近づき、明日は強い勢力で九州に接近する見込みです。
沖縄本島は昼前から昼過ぎにかけて、
奄美地方は夕方から大荒れの天気になる見込みです。
暴風や高波、大雨に警戒が必要です。

予想される風と波

<予想される風>
九州北部は35メートル(最大瞬間風速50メートル)、
沖縄地方と九州南部は30メートル(最大瞬間風速は45メートル)
奄美地方は28メートル(最大瞬間風速は40メートル)
風速が30メートルを超えるような風は、大人でも立っていられないほどで
樹木が根こそぎ倒れるほどの強さです。
屋外の行動は危険ですから、むやみに外出するのは避けましょう。

<予想される波の高さ>
沖縄の海上はすでに猛烈なしけとなっています。
沖縄では夜の初め頃にかけて12メートル、
奄美地方では昼前から12メートル、
九州南部11メートル、北部9メートル、夜遅くには猛烈なしけとなるでしょう。
四国は7メートル、近畿は6メートルと、四国や近畿も明日は大しけになる見込みです。
晴れていても海のレジャーは注意が必要です。

予想される雨

<予想される雨量>
台風本体の雨雲のほかにも、台風の中心から北東方向に雨雲が広がっています。
台風が接近する前から
奄美地方では強い雨が断続して降っており、九州南部でも朝から雨が降り始めています。
明日の朝までに予想される雨量は
九州南部は180ミリ
沖縄や奄美地方は150ミリ
九州北部は120ミリ
局地的には1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。
大雨による土砂災害や川の増水、低い土地の浸水などに警戒して下さい。

西日本や北陸は晴れて、残暑が厳しい

一方、四国や中国地方から北海道は大体晴れますが、
関東と東北の太平洋側は雲が広がりやすいでしょう。
西日本と北陸は厳しい残暑が続き、関東は蒸し暑い見込みです。
東北はしのぎやすいでしょう。
また、台風16号からのうねりが東日本と北日本の太平洋側にも届いていますので
日差しがあっても、高波に注意してください。