14日午後3時、フィリピンの東で台風1号発生。名前はタイが用意した雷の天使という意味。この冬、太平洋の赤道付近は平年より海水温の高い状態が続いている。昨年の台風1号発生は1月18日。

台風進路予想図
台風進路予想図

1月14日午後3時にフィリピンの東で台風1号が発生しました。
名前は「メーカラー」。タイが用意した「雷の天使」という意味です。
中心気圧は1000ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートルです。
1時間に25キロの速さで西北西へ進んでいます。
※台風の名前は、台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)の加盟国などが提案した名前が、
あらかじめ140個用意されていて、発生順に付けられます。 .
1951年の統計開始以降で台風が最も早く発生したのは1979年1月2日9時。
昨年、台風1号が発生したのは1月18日午前9時でした。
1月の平年の台風発生数は0.3個。
西太平洋の赤道付近では海水温が平年より高い状態が続いています。
台風が発生・発達するのは海面水温が28度以上であることが必要と言われていますが、
今回、台風1号が発生した海域では海面水温が28から29度くらいになっています。
目先は西よりに進む予想です。
昨年末は、マレーシアからインドネシア、タイ南部にかけての広い範囲で、
一週間以上大雨が続き、河川が氾濫して町全体が浸水するなどの大きな被害が出ました。
現在、フィリピンやインドネシア周辺は海上を中心に対流活動が活発で雨雲が散在しています。今後も台風の動きによって、大雨が心配されます。
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