日本付近は冬型の気圧配置が続き、季節風が吹きつけています。日本海には筋状の雲が広がっており、済州島と屋久島の南にはきれいな「カルマン渦」が見られます。

二つのカルマン渦

上の画像は今日の午前9時の衛星画像です。
済州(チェジュ)島と屋久島の南にきれいな渦状の雲が見られます。
流れの中に置かれた物体の風下方向には
カルマン渦と言われる不思議な渦巻きができることがあります。
このような渦巻きは雲でも見られることがあります。
冬型の気圧配置になった時に済州(チェジュ)島などの風下でこのような雲が
現れることがあるのです。
済州(チェジュ)島と屋久島の南に二つのカルマン渦が
ここまでくっきりと見られるのはなかなか貴重です。

三連休にかけて、冬型が続く

今回の冬型の気圧配置は12日の成人の日にかけても続く見込みです。
このため、北海道の日本海側から北陸は断続的に雪が降り、
降り方の強まる所もある見込みです。
近畿北部から山陰も雪の降る所があるでしょう。
太平洋側は大体晴れますが、明日の午前中は東海や近畿では一時的に
雪雲の流れ込む所がある見込みです。
寒気も居座り、三連休も全国的に寒中らしい寒さが続くでしょう。
最高気温は北海道は0度前後の所が多く、
東北も5度以下の所が多い見込みです。
関東から西も10度くらいで、厳しい寒さでしょう。
季節風も強い状態が続いて、北風が身にしみそうです。