皆さん、こんにちは!岸本慎太郎です。9月は防災月間ということで虎ノ門にある気象庁の気象科学館に行ってきました。台風の接近・上陸も増えてくるこの時期、災害への備えはバッチリできていますか?今回は気象庁広報室の渡辺さんに解説をしてもらいながら、気象災害が予想されたときにとるべき行動について学んできましたので動画と合わせてぜひご覧ください!

大雨警報、避難すべきタイミングは・・・?

「大雨ヒヤリハット」では、大雨警報などが出された際にどのタイミングで気づいて避難するべきなのかを知ることができます。
中に入ると目の前のモニターに映像が映し出されます。そこには大雨警報が発表されてはいるけど外は晴れているので普通の生活を続ける人々。上からは何やら冷たい風が吹き始めます。
次第に風が強くなってきますが、雨が降り始めてもいないのに避難するという選択はしにくいのが現実。人々は普段の生活を続けますが、雨が降り出したころにはもう手遅れ。一気に記録的な大雨となって街を飲み込んでしまいました。
これが実際に起きたら・・・なんて考えると怖くなってしまいますね。大雨警報などが発表された際は、「まだ大丈夫」ではなく、「今が避難するチャンス」だと思って、早めに避難することが大切だと改めて感じられました。

津波シミュレーター~津波と波浪の違い~

津波と波浪の違い、皆さんはご存知ですか?「津波シミュレーター」では、その津波と波浪(普通の波)の違いを目で見て確かめることができます。
波浪の場合、波の影響を受けるのは主に海面付近で船などは大きく揺れますが、海岸を超えて民家にまで波が押し寄せるほどにはなりませんでした。
一方、津波は海底付近から海面まですべての海水が海岸に向かって動いていく、と感じました。海岸に到達した後も引いていくことはなく、そのまま街を飲み込んでしまいます。
ポイントは海面近くの水の動きでは見分けがつきにくく、津波が海岸に到達してからでは逃げ遅れてしまうということ。
海岸付近で揺れを感じたり津波警報などが発表されたりした場合は、落ち着いて速やかに高いところに避難しましょう。

いざというときのために・・・tenki.jp「知る防災」

大雨や津波などの大きな災害は突然やってきます。いざというときに冷静な判断ができるように、日ごろから防災に関する知識を蓄えておきましょう。
tenki.jpでは、「知る防災」のページで防災情報をまとめて紹介しています。災害ごとに避難の方法や注意点、日ごろから気を付けておきたいことなどをすぐに確認できますので、ぜひご家族と9月の防災月間に読んで、防災への関心を高めておきましょう!

動画解説:岸本 慎太郎