来シーズンの花粉飛散予測は!?スギ花粉症の人が今からやるべき『3つの備え』

2017/10/03 11:00

2018年春の花粉飛散予測では、前シーズンに比べ、特に関東甲信、東北、四国地方でスギ・ヒノキ花粉飛散量が多い見込みです。日本では4人に1人がスギ花粉症の時代、みんなの不満第一位は『完治しない』ことだそうです。そこで、花粉症治療のエキスパートに「スギ花粉飛散シーズン前からできる対策や最新の治療方法」を聞いてきました!

2018年春の花粉飛散予測 日本気象協会が発表! 一般財団法人 日本気象協会は、2017年10月3日に来シーズン2018年春の花粉飛散予測第1報を発表しました。 花粉の飛散数は、前年の夏の気象条件が大きく影響します。今夏の気象条件から来シーズンの花粉飛散予測を行ったところ、近畿や四国地方より東ではスギ・ヒノキ花粉の飛散量が前シーズンに比べて多くなる予想です。特に、関東甲信、東北、四国地方では、非常に多く飛散する都道府県もある見込みです。来シーズンは、前シーズン以上の花粉症対策が必要になりそうです。
日本人の4人に1人がスギ花粉症?不満の第1位は「完治しない」 日本の森林面積のうち18%、国土全体でいうと12%がスギ林と言われており、毎年2月から4月ごろはスギ花粉が飛散して、多くの日本人がクシャミや鼻水などのアレルギー症状に頭を悩ませています。スギ花粉症の有病率は26.5%と推測されており、なんと4人に1人はスギ花粉症にかかっているのが現状です。 今春に実施された「47都道府県『スギ花粉症実態調査』(※1)」によると、スギ花粉症患者の治療や対策に関して最も不満であるとの回答の1位は「完治しない」(53.6%)であり、次いで「花粉を防げない」(11.0%)、「薬を飲むと眠くなる/集中力が低下する」(9.5%)という結果でした。 一方で「ほぼ毎年、病院・医院で受診している」と回答した人は、30.1%であり、「今までに、受診したことはない」人の理由として1位は「市販薬(薬局、ドラッグストアで購入できる薬)で対応しているから」で35.4%、2位は「受診しても治らないと思うから」で30.5%という結果でした。 多くの方がスギ花粉症に悩んでいるにもかかわらず、お医者さんに相談している方は比較的少ないようです。花粉症は本当に治らない病気なのでしょうか?
特別対談 スギ花粉症に悩む気象予報士×花粉症治療のスペシャリスト 毎年スギ花粉症に悩んでいた気象予報士・河島未怜が、知っておいて損はない「スギ花粉飛散シーズン前からできる対策」や「最新の治療方法」などを、花粉症治療の権威 大久保公裕先生に聞いてきました!
昨シーズンの関東地方は「スギ花粉少なめ」。スギ花粉症の気象予報士が選んだ治療法は? 河島:大久保先生にお話を伺うのは、今年で3回めですね。大久保先生のおかげで、私もスギ花粉症対策についてはだいぶ詳しくなりました!(昨年の対談の様子はコチラ) 大久保先生:頼もしいですね。河島さんも以前からスギ花粉症に悩まれていたと思いますが、昨シーズンはいかがでしたか? 河島:実は昨年の11月に、以前先生に教えていただいた『舌下免疫療法』の治療を開始しまして・・・昨シーズンの東京では、例年のスギ花粉飛散量に比べて約6割と少なめだったこともあると思うのですが、ほとんど花粉を感じずに過ごすことが出来ました! 大久保先生:河島さんは『舌下免疫療法』の効果がしっかり出ているようですね。ただ、何もやっていない方は花粉が少ないから症状が出ないというわけではありませんし、残念ながらこの先も花粉飛散量がゼロという年はないですから、飛散量が少なかろうと、症状が出やすい方は毎年辛いと思います。

あわせて読みたい

  • 雨上がりのポカポカ陽気 気になる花粉

    雨上がりのポカポカ陽気 気になる花粉

    tenki.jp

    1/18

    花粉症対策は11月からがベスト! 被害ゼロのための「タイムライン」

    花粉症対策は11月からがベスト! 被害ゼロのための「タイムライン」

    AERA

    11/22

  • 日本気象協会 2022年春の花粉飛散予測 第2報発表

    日本気象協会 2022年春の花粉飛散予測 第2報発表

    tenki.jp

    12/9

    日本気象協会 2023年春の花粉飛散予測 第2報発表

    日本気象協会 2023年春の花粉飛散予測 第2報発表

    tenki.jp

    12/8

  • 2018年春の花粉飛散予測 第2報

    2018年春の花粉飛散予測 第2報

    tenki.jp

    12/7

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す