福岡県宗像市の沖合60キロ、玄界灘に浮かぶ孤島、沖ノ島。

太古から信仰の対象として、荒れ狂う海を越えて船が訪れ、脈々と祭祀(さいし)が行われてきた。

出土した宝物は8万点を超え、「海の正倉院」とも呼ばれている。

厳しい禁忌が今に生きる、女人禁制のこの島に、一年に一度の大祭で、男たちが参拝に集う。

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文・撮影:馬場岳人(写真部)

週刊朝日 2014年6月20日号