【中国 西安】大真清寺。中国は歴史的には、仏教、イスラム教、キリスト教など、様々な宗教が共存してきた。西安では、西域とのつながりの強いイスラム教徒の回族が、今でも中心部の鼓楼の周りに町を形成している。その町にはいくつかモスクがあるが、中でも一番大きいものは、742年に創建された。その後時代ごとに修復され、今残っているのは、明、清時代のもの。一見モスクと分からないのは、ドームがなく、ほぼ中国式の建物だからだ。朝、夕の礼拝も聞こえないが、わずかに見られるアラビア文字と装飾に、イスラムの伝統を垣間見る