ノーベル平和賞受賞者だが、ロシア国内での人気はゼロに近い――。8月30日に亡くなったゴルバチョフ元ソ連大統領について、評価は国内外で大きく割れている。9月3日の葬儀は、当初は“国葬”並みの扱いと報じられていたが、プーチン大統領も公務を理由に欠席し、静かな別れだったという。東西冷戦を終結させ、社会主義ソ連に終止符を打った指導者はどんな人物だったのか。ペレストロイカ最盛期のモスクワに留学していた岡野直氏が、当時の国内事情を振り返り、ゴルバチョフ氏の功罪を分析した。
ゴルバチョフ氏は“国葬”に値しない? 食料難で「飲むヨーグルトが夕食」ペレストロイカの理想と現実
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