

大石賢吾
大石賢吾(おおいし・けんご)/1982年生まれ。長崎県出身。医師・医学博士。カリフォルニア大学分子生物学卒業・千葉大学医学部卒業を経て、現在千葉大学精神神経科特任助教・同大学病院産業医。学会の委員会等で活躍する一方、地域のクリニックでも診療に従事。患者が抱える問題によって家族も困っているケースを多く経験。とくに注目度の高い「認知症」「発達障害」を中心に、相談に答える形でコラムを執筆中。趣味はラグビー。Twitterは@OishiKengo
医療が届かずに悩んでいる方へ 一精神科医の切なる想い


認知症の親の施設入所を考えるタイミングはいつ? 精神科医が考える二つの指標
一人で暮らす親に認知症の症状が出てきているので、そろそろ施設への入所を考えたほうがいいのだろうか? そんなことを考える子ども世代の方も多いのではないでしょうか。施設への入所は、親のことを思い健康を願う家族にとっても、特に気をもまれる難しいテーマだと思います。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が相談に回答しながら、入所を考える二つの指標について語ります。 【50代女性Aさんからの相談】認知症の母がいます。父は5年前に亡くなり、子どもは私を含めて二人とも結婚して実家を出ているので、母は実家で一人で暮らしています。これまでは、どうにか一人でも生活できるくらいだったので、ヘルパーさんに来てもらったり、デイサービスを使ったりしてなんとかやっていました。最近、そのヘルパーさんからご飯を食べてないことがあると聞いて、一人で暮らすのが難しくなってきたように感じています。私も妹もそれぞれの家庭があって一緒に暮らすのは難しい状況です。







