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日本の「国民病」腰痛は「心の病が原因」だった

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#腰痛

 腰痛は日本人の「国民病」だ。日本整形外科学会の調査によると、男性の57.1%、女性の51.1%が加療が必要な腰痛を経験している。だが、実はいまだに原因はよくわからず、真に有効な治療も確立されていない。

 これまで腰痛の原因といえば「椎間板ヘルニア」がよく挙げられた。

 だが、腰痛治療の第一人者である整形外科医の菊地臣一(しんいち)・福島県立医科大学学長は「ヘルニアがあっても必ずしも腰痛を起こすわけではない」と話す。

 では、腰痛の「真犯人」はいったい何なのか。実は最近、腰痛は「心」と深い関係があることがわかってきた。菊地さんが続ける。

「腰痛はさまざまな要因が関係して起きる症状ですが、身体の構造的な問題だけでなく、心理的因子と社会的因子が深くかかわっていることがわかってきました。私のところには世界中から難治性の腰痛患者がやってきますが、その3割には何らかの精神医学的な偏りや過度な負担が見られます」

 なんと、腰痛で深く悩んでいる患者には、「心の病」を抱えている人が多いというのだ。

 ほかにも社会的要因としては、仕事や社会的な立場から発生する悩みやストレス、子どもの教育や夫婦間の問題など家庭環境による場合などもあるという。

※週刊朝日 2012年6月8日号


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