「書かずに死ねるか」に関する記事一覧

がんの家族を持つということ… 難治がん記者の「配偶者」が明かす闘病の現実
がんの家族を持つということ… 難治がん記者の「配偶者」が明かす闘病の現実

“難治がんの記者”こと野上祐さんには、伝えたいことがたくさんあった。病床から見た政治、社会問題に現役記者としてするどいまなざしを向け、病についても真正面からつづっていく。「人生の危機への参考書になれば」という想いを込めて2017年9月からつづけていた連載コラムが、『書かずに死ねるか――難治がんの記者がそれでも伝えたいこと』として1冊の本になった。

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難治がんの記者が最後に贈る「悩みへのちょっとした対処法」
野上祐 野上祐
難治がんの記者が最後に贈る「悩みへのちょっとした対処法」
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は闘病中 白い薄い紙に包まれている古本  AERAdot.で毎週土曜日に配信していた連載「書かずに死ねるか」の筆者である朝日新聞政治部記者・野上祐さんが12月28日午後4時24分、入院先の病院で亡くなりました。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 12/29
難治がんの記者が大事にするコラム執筆の3つの流儀
野上祐 野上祐
難治がんの記者が大事にするコラム執筆の3つの流儀
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は闘病中 2018年11月10日に公開したコラム、「『もう食事はとれない』そう告げられた難治がん記者の心の支え『カレーは裏切らない』」  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は、「執筆の流儀」について。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 12/22
難治がんの記者 容態急変、「書こう」で意識を取り戻す
野上祐 野上祐
難治がんの記者 容態急変、「書こう」で意識を取り戻す
うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は、突然の異変とその時に野上記者が取った行動について。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 12/8
「もう一度、一揆を起こします」 難治がんの記者が忘れられない同僚の行動
野上祐 野上祐
「もう一度、一揆を起こします」 難治がんの記者が忘れられない同僚の行動
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は闘病中 眺めるたびに色々な表情を見せてくれる福島の空と雲。福島市内のあづま総合運動公園。福島から東京に引っ越す直前の一昨年2月14日に撮影した  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は、いつものコラムとはちょっと違う、野上さんが忘れられない思い出のエピソードをお届けします。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 12/1
「ナポレオンが3歳で死んでいたら…」予想外の展開に難治がんの記者が忘れられない高校時代の歴史の授業
野上祐 野上祐
「ナポレオンが3歳で死んでいたら…」予想外の展開に難治がんの記者が忘れられない高校時代の歴史の授業
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は闘病中 近年ベストセラーになった『君たちはどう生きるか』。ナポレオンの没落についても書かれている  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は世の中を変えていくsomething、「何か」について。高校時代の忘れられない授業とは?
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 11/24
「ひとはなぜ生きるのか」と考えたことがない 難治がんの記者と寅さんが語った「人が死ぬ理由」
野上祐 野上祐
「ひとはなぜ生きるのか」と考えたことがない 難治がんの記者と寅さんが語った「人が死ぬ理由」
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は闘病中 フーテンの寅像と筆者。2016年11月13日、東京・柴又の柴又駅前  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は「ひとはなぜ生きるのか」という問いについて。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 11/17
「もう食事はとれない」そう告げられた難治がんの記者の支え「カレーは裏切らない」
野上祐 野上祐
「もう食事はとれない」そう告げられた難治がんの記者の支え「カレーは裏切らない」
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は闘病中 閉店の8日前に入れたラーメン店の一杯。福島県の「白河ラーメン」を味わえる貴重な店で、夫婦でよく行った  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は「もう食事はとれない」と伝えられたことについて。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 11/10
後輩との「答え合わせ」 難治がんの記者にとってのお見舞いとは?
野上祐 野上祐
後輩との「答え合わせ」 難治がんの記者にとってのお見舞いとは?
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は闘病中 お見舞いに来てくれた福島総局時代の後輩、佐藤啓介記者(中央)と新婚の彩乃さん(左)。28日、東京都内の病院  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回はお見舞いについて。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 11/3
1カ月ぶりの流動食“完飲”に9分19秒 難治がんとの必死の静かな闘い
野上祐 野上祐
1カ月ぶりの流動食“完飲”に9分19秒 難治がんとの必死の静かな闘い
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は闘病中 1カ月ぶりの食事にかかったのは9分19秒。時間を意識するために、ストップウォッチではかった  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は病気との静かな闘いについて。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 10/27
難治がん指摘から2年9カ月… 「死ぬ死ぬ詐欺」を考える
野上祐 野上祐
難治がん指摘から2年9カ月… 「死ぬ死ぬ詐欺」を考える
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 樹木希林さん (c)朝日新聞社  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は「死ぬ死ぬ詐欺」について。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 10/20
パスポート紛失! それでも予定通り帰国した難治がんの記者が、現地に留まるより「飛ぶ」ことを選んだ理由
野上祐 野上祐
パスポート紛失! それでも予定通り帰国した難治がんの記者が、現地に留まるより「飛ぶ」ことを選んだ理由
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 愛用のサンダル。水筒と同じように、どの入院先にもついてくる  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は入院生活の読書から思い出したパスポート紛失騒動について。
がん旅行書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 10/13
難治がんの記者、退院めど立たず 気付いた政治、医療共通の“落とし穴”
野上祐 野上祐
難治がんの記者、退院めど立たず 気付いた政治、医療共通の“落とし穴”
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 自宅から入院先へ、どこにでもついてくる愛用の水筒。入れものの白いカップは配偶者がベッドに固定した。後ろにノートや、縦書きでプリントアウトした原稿類も  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回はインフォームド・コンセントの落とし穴について。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 10/6
この話題を考える
大谷翔平 その先へ

大谷翔平 その先へ

米プロスポーツ史上最高額での契約でロサンゼルス・ドジャースへ入団。米野球界初となるホームラン50本、50盗塁の「50-50」達成。そしてワールドシリーズ優勝。今季まさに頂点を極めた大谷翔平が次に見据えるものは――。AERAとAERAdot.はAERA増刊「大谷翔平2024完全版 ワールドシリーズ頂点への道」[特別報道記録集](11月7日発売)やAERA 2024年11月18日号(11月11日発売)で大谷翔平を特集しています。

大谷翔平2024
アメリカ大統領選挙2024

アメリカ大統領選挙2024

共和党のトランプ前大統領(78)と民主党のハリス副大統領(60)が激突した米大統領選。現地時間11月5日に投開票が行われ、トランプ氏が勝利宣言した。2024年夏の「確トラ」ムードからハリス氏の登場など、これまでの大統領選の動きを振り返り、今後アメリカはどこへゆくのか、日本、世界はどうなっていくのかを特集します。

米大統領選2024
本にひたる

本にひたる

暑かった夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきました。木々が色づき深まる秋。本を手にしたくなる季節の到来です。AERA11月11日号は、読書好きの著名人がおすすめする「この秋読みたい本」を一挙に紹介するほか、ノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガンさんら「海を渡る女性作家たち」を追った記事、本のタイトルをめぐる物語まで“読書の秋#にぴったりな企画が盛りだくさんな1冊です。

自分を創る本
難治がんの記者が荒唐無稽な「物語」で問いかける社会の本気度
野上祐 野上祐
難治がんの記者が荒唐無稽な「物語」で問いかける社会の本気度
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 ※イメージ写真(撮影/写真部・松永卓也)  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。21日に退院し、丸2日間もおかずに、今年3度目の救急車となった。今回は「二度あることは三度ある」と感じた入院と、安倍晋三首相が3選を決める自民党総裁選の3カ月前にヒントを思いついた、荒唐無稽な「物語」について。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 9/29
なぜ「配偶者」と呼ぶのか? 難治がんの記者の大学時代のほろ苦い思い出
野上祐 野上祐
なぜ「配偶者」と呼ぶのか? 難治がんの記者の大学時代のほろ苦い思い出
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 21日午前に退院し、自宅へ。2週間近く前におなかが痛み出したベッドで一息  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は、「配偶者」という呼び方と、不義理をしてしまった尊敬する大学時代の教授について。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 9/22
動脈瘤破裂で緊急入院 難治がんの記者が気づいた、意識を超えた謎の「存在」とは?
野上祐 野上祐
動脈瘤破裂で緊急入院 難治がんの記者が気づいた、意識を超えた謎の「存在」とは?
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 入院6日目の14日夕方に再開した流動食。飲み終えるまでの時間をストップウォッチで測ったら「1分19秒」だった  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は、動脈瘤破裂による緊急入院の顛末をお送りする。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
dot. 9/15
難治がん記者が身につまされた翁長・前沖縄県知事の妻への言葉
野上祐 野上祐
難治がん記者が身につまされた翁長・前沖縄県知事の妻への言葉
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 岡田克也副総理(当時)に同行して、普天間飛行場に隣接する普天間第2小学校を訪れた筆者(右から3番目)=2012年3月17日、沖縄県宜野湾市、谷津憲郎撮影  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は、膵臓(すいぞう)がんで8月に亡くなった翁長前沖縄県知事と、基地問題について。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
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難治がんで働くことを後押しする「技術」と、記者を支える「読者」の存在
野上祐 野上祐
難治がんで働くことを後押しする「技術」と、記者を支える「読者」の存在
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 筆者がふだん使っているiPhoneのメールボックス。下書きフォルダーに「411」の数字が見える  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は、連載を休まないことの意味と、スマートフォンのフリック入力について。
がん書かずに死ねるか病気病院野上祐
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難治がん患者として生きる自分を導く、言葉の「ニンジン」とは
野上祐 野上祐
難治がん患者として生きる自分を導く、言葉の「ニンジン」とは
野上祐(のがみ・ゆう)/1972年生まれ。96年に朝日新聞に入り、仙台支局、沼津支局、名古屋社会部を経て政治部に。福島総局で次長(デスク)として働いていた2016年1月、がんの疑いを指摘され、翌月手術。現在は抗がん剤治療を受けるなど、闘病中 強風にも負けず、24日朝に花開いたアサガオ。読売新聞の記者だった知り合いにもらった苗を、配偶者が庭先に植えた  うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は、めぐる季節に思う、変化していくことの意味について。
がん書かずに死ねるか病気野上祐
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