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菊の姿見~皇室インサイト

菊の姿見~皇室インサイト

社会を映す鏡ともいわれる皇室。さまざまな角度から、その素顔や令和の時代の在り方について迫ります。深掘りしたニュース、コラムを集めました。
姜尚中「令和の象徴天皇には血統原理ではなく多様性を重んじる姿を見せてほしい」
姜尚中「令和の象徴天皇には血統原理ではなく多様性を重んじる姿を見せてほしい」 即位の礼が行われましたが、平成と令和の始まりを比べるとずいぶんと違う様相だったと思います。私は自著の『ナショナリズム』で平成の終わりと象徴天皇について書き、なぜ平成は画期的だったのかにも触れました。それは30年という歳月をかけ、名実ともに天皇陛下の人間宣言が具体的な形で国民に浸透したからだと考えています。被災地の慰問や「戦地巡礼」のような慰霊の旅など、常に国民に寄り添う象徴というイメージが広く国民の中に着床し、なおかつ自らの意思で退位するという「脱出」の自由(奥平康弘『「萬世一系」の研究』)を行使されたことなど、人間天皇の姿が国民の共感を得たのだと思います。象徴天皇は実際に自らが身体を動かして社会に内在し、絶えず国民の統合を作り出していく象徴作用によって担保されていることを示されたわけです。
天皇皇后陛下、結婚の決め手は「共通体験の多さ」? ご学友が見た皇后雅子さま秘話
天皇皇后陛下、結婚の決め手は「共通体験の多さ」? ご学友が見た皇后雅子さま秘話 結婚の前後で、共にオックスフォード大学へ留学された経験を持つ天皇皇后両陛下。留学経験がある天皇、皇后は、皇室の歴史上お二人が初となる。順風満帆とは言えなかったお二人のこれまでの歩みについて、ご学友の話を元に振り返る。AERA 2019年11月4日号に掲載された記事を紹介する。

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