【独自】ポール・マッカートニーが所有した時価8億円のピアノが和歌山県湯浅町で「宙に浮く」 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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【独自】ポール・マッカートニーが所有した時価8億円のピアノが和歌山県湯浅町で「宙に浮く」

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1966年6月に来日したビートルズ(C)朝日新聞社

1966年6月に来日したビートルズ(C)朝日新聞社

 醤油の発祥地として知られる和歌山県湯浅町にやってきたザ・ビートルズの伝説のピアノで大騒動が起こっている。

【写真】ポール・マッカートニーが愛用した伝説のピアノ

 JR湯浅駅に隣接する「えき蔵」に展示されていたのは、ポール・マッカートニーやジョン・レノンが、ビートルズ時代にアビー・ロード・スタジオ、アップルスタジオなどで使用したという貴重なピアノだ。

 世界三大ピアノメーカー「ベヒシュタイン」製の6本脚グランドピアノで、ビートルズのメンバー専用器として作曲の練り直しや全盛期の楽曲のレコーディングにも使用された唯一無二のものだ。

 所有者である兵庫県の実業家コレクターから湯浅町が借り受け、昨年12月7日~3月末まで展示していた。

和歌山県湯浅町で展示されていたザ・ビートルズゆかりのピアノ(提供)

和歌山県湯浅町で展示されていたザ・ビートルズゆかりのピアノ(提供)

 ところが、「ピアノが宙に浮いてしまって困っている」と訴えるのは同町の松本典久町議会議長だ。

 展示中の3月初旬、ピアノを購入したいという話が松本議長の知人を通してもたらされた。所有者のコレクターは経営する会社の状況が芳しくないこともあって、3月11日付で8億円での売却に同意。長崎県のNPO法人の仲介で、大手通信販売会社が引き取る手筈になっていたという。

 鑑定書などの資料によると、1900年初頭に製造されたベヒシュタイン製(製造番号79548)で、ポール・マッカートニーが1967年頃に購入。ビートルズの数々の名曲が生み出され、『レット・イット・ビー』『ゲッドバック』などのレコーディングでも使用されたという。

 なぜ、このような貴重なピアノが日本にあるのか?

 1980年代、イギリスの皇室御用達のピアノメーカーがポールと交渉して譲り受けたが、1989年に日本の専門学校の理事長が買い付けに成功し、日本に持ち帰った。

 その後、日本で何度か譲渡が繰り返されて、FM東京主催のライブなどで使用された後、2015年に現在のコレクターの手に渡ったという。

 松本議長は長崎のNPO代表と話し、3月13日付で売買契約や決済代金の支払いなどの手順についての書面を交わしたという。

ベヒシュタイン製ピアノの鑑定書(提供)

ベヒシュタイン製ピアノの鑑定書(提供)

 

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