丸山ゴンザレスがスラム取材で学んだ“感染症対策”とは?

カオスな現場の取材メモ

ヘルス

2020/03/05 17:00

 考えてみれば、汗の悪臭は雑菌の繁殖によるものだ。それを取り除く洗顔ペーパーには除菌機能があるはずだ。これを利用しない手はない。私は旅の際にはこれらを2,3パック持参している。最初は手を拭くのに使っていたが、最近は食器もこれで消毒している。

このように、飲み口に紙ナプキンを付けてくれる店もあるが、これだけでは安心できない。そんな時は遠慮なく洗顔ペーパーを使う。ちなみに、店の人に嫌な顔で見られたことはない。むしろ、「当然だろ」という感じだった
このように、飲み口に紙ナプキンを付けてくれる店もあるが、これだけでは安心できない。そんな時は遠慮なく洗顔ペーパーを使う。ちなみに、店の人に嫌な顔で見られたことはない。むしろ、「当然だろ」という感じだった
 スラム街で見落とせないのは、飲み口の除菌だ。特に缶や瓶に入った飲み物は、液体そのものよりも、飲み口のサビなどを飲み込んで体調を崩すことがあるのだ。
香港での切り傷。当たったのが錆びた鉄板だったので、感染症は気になったがなんともなかった。洗顔ペーパーのおかげだろうか?
香港での切り傷。当たったのが錆びた鉄板だったので、感染症は気になったがなんともなかった。洗顔ペーパーのおかげだろうか?
 洗顔ペーパーは、傷口の消毒にも使用している。昨年、香港のデモ取材で、民衆のなかでもみくちゃにされている時に、鉄板が脚に直撃したのだ。その際も傷口を洗顔ペーパーで拭いた。また以前に南アフリカの違法鉱山に潜った際にできた切り傷も、同じ用に洗顔ペーパーを使用した。おかげで化膿することも破傷風になることもなかった。

 あくまで個人の感想である。「そんなやり方もあるのね」くらいに留めてもらいたい。とにかく、コロナウイルスの感染が拡大しないことを祈っている。(文/丸山ゴンザレス)

丸山ゴンザレス

丸山ゴンザレス

丸山ゴンザレス/1977年、宮城県出身。考古学者崩れのジャーナリスト。國學院大學大学院修了。出版社勤務を経て独立し、現在は世界各地で危険地帯や裏社会の取材を続ける。國學院大學学術資料センター共同研究員。著書に『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』(光文社新書)など。

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