鉄道撮影に大いに理解あり!えちごトキめき鉄道「雪月花」  (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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鉄道撮影に大いに理解あり!えちごトキめき鉄道「雪月花」 

「地元を食す」観光列車その2

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櫻井寛dot.#アサヒカメラ
しんしんと雪降りつのる糸魚川駅に「雪月花」が入線する。あたかもモノクローム写真のような白と黒のみの雪景色の中を、銀朱色もあでやかな「雪月花」が近づいてきた。大らかな丸味を帯びた車体、なんて美しい列車なのだろう。まぎれもない新潟美人であり一目ぼれしてしまう。なお、2017年には鉄道友の会による「ローレル賞」に輝いた
■オリンパスOM-D E-M1 MarkII・12~100ミリF4・絞りf5・AE・ISO6400・JPEGスーパーファイン(撮影/櫻井寛)

しんしんと雪降りつのる糸魚川駅に「雪月花」が入線する。あたかもモノクローム写真のような白と黒のみの雪景色の中を、銀朱色もあでやかな「雪月花」が近づいてきた。大らかな丸味を帯びた車体、なんて美しい列車なのだろう。まぎれもない新潟美人であり一目ぼれしてしまう。なお、2017年には鉄道友の会による「ローレル賞」に輝いた ■オリンパスOM-D E-M1 MarkII・12~100ミリF4・絞りf5・AE・ISO6400・JPEGスーパーファイン(撮影/櫻井寛)

 近頃、日本では車窓風景を楽しみながら豪華なデザインの車内で地元の食材を使った豪華な食事を楽しめる観光列車が人気だ。そこで、前回の記事『美人アテンダントも撮影ポイント?JR四国予讃線「伊予灘ものがたり」』に続き、列車内での撮影も楽しめる国内外の観光列車の魅力をお伝えする第2弾。

【地酒を薦める美人アテンダントの写真はこちら】

安全撮影エリアをはじめ鉄道撮影にも理解ある鉄道


 新潟県の上越地方を走る第三セクター「えちごトキめき鉄道」(以下、トキ鉄)は、2015年の開業から毎年「みんなのトキてつ写真コンテスト」を開催するなど、鉄道写真にも理解ある鉄道会社である。

 近年、ホームの先端を立入禁止にする鉄道会社も多いなか、IGRいわて銀河鉄道の滝沢駅では、ホーム先端部を「トレインスポッター」という名の安全に撮影できるエリアに改造して話題になった。トキ鉄の二本木駅では、さらに一歩進んで、ホームの先端から線路上に降りて撮影が可能なのだ。

 二本木駅はスイッチバック駅で、本線と引き上げ線の勾配が大きく異なる。それを線路と同じローアングルから自由に撮影できるのである。もちろん、安全柵などが新設されたわけだが、その費用だけでも100万円は下らないという。鉄道写真にも理解ある経営者のおかげである。

 そのような好環境の中を走るトキ鉄の観光列車が「雪月花」である。銀朱色というあでやかな色彩の2両編成のディーゼルカーだが、実に美しい列車で紛れもない新潟美人だ。外観も素敵なら車内も素晴らしい。窓ガラスは床から天井まで続く巨大なもので、床から天井までの高さは2メートル60センチ。在来線ではトップクラスの窓ガラス面積であろう。

 運転席の背後は展望ハイデッキ。2号車は定員4人の指定席だが、1号車はパブリックなので誰でも着席可。運転士よりもハイアングルからの運転台前方撮影が可能である。

「鉄道写真の撮影はもっぱら愛車利用で、被写体の列車には乗らない派」の撮り鉄の皆さんにも、ぜひ一度、「雪月花」の車窓をご覧いただきたい。きっと、虜になること請け合いの車両なのだ。

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