「いつも男の人を養っちゃう」女性物理学者が2度の離婚を経て手に入れた「恵まれているなぁ」と実感する日々

第9回 物理学者 大竹淑恵さん(62)後編

科学に魅せられて~女性研究者に聞く仕事と人生

中性子

2023/05/02 17:00

 理化学研究所(理研)に勤める物理学者の大竹淑恵さんは、中性子(ニュートロン)という粒子を使って、橋や道路などのインフラの内部を「透視」する技術の開発をリードする研究者だ。自ら「遅咲き」という。30代後半から心身の不調に悩まされ、研究が軌道に乗ったのは50代に入ってから。60歳になって2度目の結婚に終止符を打ち、食生活を一新し、トレーニングにも励むようになった。これからも大好きな物理の研究を元気に続けたいからだ。今は仕事に、趣味に、充実した日々を送る。(聞き手・構成/科学ジャーナリスト・高橋真理子)

あわせて読みたい

  • 【前編】「遅咲き」の女性物理学者62歳 「心身がガタガタだった」30代後半からの十数年を越えて挑んだ新しい分野
    筆者の顔写真

    高橋真理子

    【前編】「遅咲き」の女性物理学者62歳 「心身がガタガタだった」30代後半からの十数年を越えて挑んだ新しい分野

    dot.

    5/2

    グーグルにIBMも注力 処理速度が驚異的「量子コンピューター」の可能性

    グーグルにIBMも注力 処理速度が驚異的「量子コンピューター」の可能性

    AERA

    2/9

  • スパコンで1万年かかる計算をたった200秒で! グーグル「量子コンピューター」の可能性

    スパコンで1万年かかる計算をたった200秒で! グーグル「量子コンピューター」の可能性

    AERA

    11/20

    12歳で「量子力学の教科書」執筆 日本の未来を支える若き天才

    12歳で「量子力学の教科書」執筆 日本の未来を支える若き天才

    AERA

    10/12

  • 名古屋大「女性限定公募」を実現させた研究者の覚悟 教授選に2度応募「次世代に苦労はさせません」
    筆者の顔写真

    高橋真理子

    名古屋大「女性限定公募」を実現させた研究者の覚悟 教授選に2度応募「次世代に苦労はさせません」

    dot.

    4/18

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す