インターネット上で無料公開されているクイズ問題もあります。基本問題の宝庫である「abc」の過去問は第1回から第12回まで公開(2023年3月現在)されていますし、過去問をランダムで表示する「abc / EQIDEN Search」というサイトも存在します。ネットにつながっていれば、1万問以上の基本問題にいつでも触れることができ、クイズの勉強にも使えます。初心者が仲間内で早押しクイズを行うときにも、問題に困りません。他にも、QuizKnockの「常識Kncok」などでもクイズの頻出問題が大量に公開されています。

既出問題の勉強方法

 さまざまな方法があり、当人に合わせたメソッドを採用するといいでしょう。アナログなやり方として、紙に印刷した問題の、重要そうなキーワードを蛍光ペンでマークし、補完知識を余白に書く方法があります。私はこの方法をとっています。今では、スマートフォンを使った暗記アプリが複数あります。わかる問題とわからない問題を指先で右、左とスワイプして解き、わからない問題が時間を置いて出題されるものを使用している方が多いです。「Ankiを毎日200問回している」などは、この数年、よく聞かれるワードとなりました。

(通信社スポーツ記者・オープン大会「勝抜杯」主催者 三木智隆/生活・文化編集部)