発酵調味料を使えば、どんなスープも発酵スープに。無理なく腸活が続けられる
発酵調味料を使えば、どんなスープも発酵スープに。無理なく腸活が続けられる

 例年にも増して、気温のアップダウンが激しいこの冬。気象庁が2月9日に発表した2月11日から3月10日までの1カ月予報によると、2月の終わりから3月上旬にかけても、平年よりも気温が低くなりそうだ。

【写真】うま味たっぷり!即席「腸活」スープはこちら(全3枚)

 もうしばらく続く寒さで体調を崩すことがないように、と発酵料理教室「神楽坂発酵美人堂」の店主・清水紫織さんが勧めてくれたのが、スープジャーで作る即席「腸活」スープ。抜群の保温性が特徴のスープジャーを使えば、朝、材料と発酵調味料を入れ、熱湯を注いでおくだけで、ランチタイムにはおいしいスープが完成している。

 おすすめなのが、切り干し大根などの乾燥野菜や干しえび、干し貝柱、乾燥わかめなどの乾物。そのまま入れて熱湯を注ぎ、時間をおくと、スープジャーの中でゆっくり戻されることで乾物のうま味が引き出され、発酵調味料のうま味も加わって、だしがなくてもおいしいスープが完成してしまう。

 ここでは、清水さんの著書『発酵調味料でつくる からだにいい発酵スープ』から、和洋中の3種の即席「腸活」スープのレシピと効能を紹介。使用する発酵調味料「塩麹ペースト」「玉ねぎ醤ペースト」の作り方は、2022年9月に配信した記事「発酵スープは最強の腸活!『手間』いらず『だし』いらずなのに体が整う」を参照してほしい。

【和】干しえびとのりのスープ

干しえびとのりのスープ
干しえびとのりのスープ

 干しえびと焼のりに玉ねぎ醤ペーストを合わせたスープ。コンソメ代わりに使える玉ねぎ醤ペーストは、干しえびなどの海産物との相性もばっちりだ。水溶性食物繊維が豊富なのり、ビタミンEやセサミンが豊富なごまを加えれば、サラッといただける。

 1人分の材料は、

  • 干しえび…大さじ1
  • 焼きのり…全型1/4枚
  • 白すりごま…小さじ1
  • 玉ねぎ醤ペースト…大さじ1
  • 塩…小さじ1/3
  • 熱湯…200ミリリットル

 とごくシンプル。

 のりを細かくちぎって、ほかの材料とともにスープジャーに入れ、熱湯を加えたらよく混ぜてふたをする。30分ほどで干しえびが戻ったら、食べごろだ。

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