竹内嘉男
人気YouTuberのヒカルが約1700万回再生している動画の「ヤラセ」を認めたことが、波紋を呼んでいる。
事の発端は「暴露系YouTuber」として、芸能界を震撼させている東谷義和氏の告発だった。3月9日に自身のYouTubeチャンネル「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」で、ヒカルの「ヤラセ」を糾弾。2019年4月に投稿した「お菓子とコーラだけで9万円請求？ぼったくりバーに潜入調査したら闇深すぎたから会話全て公開します」という動画について言及した。
この動画はヒカルが客引きの男性に「1時間4000円の店がある」と勧誘され、水や菓子だけで9万円以上の会計を請求された。不当に高額だったためヒカルは店員と口論に。映像はなく音声のみが流れた。ヒカルが裁判の話を持ち出し、支払いは4000円に。店員は「ぼったくり」も認めた。この動画について東谷氏は、「全部裏取った」と糾弾。「歌舞伎町にあるスナックを使ってやったな？そこの店のママの同級生を使って、店員のふりをさせたやろ」、「お前のあの動画に出てる奴ら、お前が雇って企画して、スナックに持ち込んだわな？」と語気を強めた。
ヒカルは東谷氏の動画を受けて9日にツイキャスを配信し、「さっき、やらせの動画の暴露があったんですけど。閉店セールのときにもやらせがバレてね、そのときにも動画を出して、改めてにはなるんですけど。やらせはしてました」と認めた。
ヒカルがヤラセを謝罪したのは今回が初めてではない。20年8月に配信した「【カメラ止めろ動画出したら訴えるぞ】毎日嘘の閉店セールしてる店の闇暴いたら逆ギレしてきてブチギレ口論になった…」という動画で、閉店セールを行っている衣服店の商品を買い占めたヒカルが約3日後に同じ店を訪れると、再び閉店セールとして営業していたという。ヒカルはオーナーを問い詰めて最終的に店は撤退した。この動画にヤラセ疑惑が炎上すると、ヒカルは1か月後に謝罪動画を配信した。
小島よしお
しいたけ.
ジェーン・スー
