中日の立浪和義監督
中日の立浪和義監督

 中日・立浪和義監督が新外国人野手の補強について言及した発言が反響を呼んでいる。

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 立浪監督は15日に東海ラジオの「立浪ドラゴンズ 監督就任スペシャル」に大西崇之外野守備走塁コーチ、森野将彦打撃コーチと共に出演。指揮官は外国人の獲得について、「まだはっきり決まってないですけど、現状いろいろな選手を見ましたが、A・マルティネスより長打がありそうな選手があまりいなかったので、もしかしたら取らない可能性もある」と語り、「来年に日本に入国するのが遅くなる新外国人よりも、(この)秋からずっと見ている選手の方が頼りがいがある。もちろん、長打が打てる選手がいれば欲しいが、(調査の映像を)見てる中ではそんなにいなかった」と明かした。

 外国人選手の獲得が難航しているのはコロナ禍に加え、メジャーリーグで労使交渉の決裂で、選手と球団の移籍交渉もストップしていることも大きく影響している。ただ、それは他球団も同じ条件だ。「ビッグボス」こと新庄剛志監督が就任した日本ハムは、メジャー通算56本塁打をマークした前ブルワーズのレナート・ヌニェス、スイッチヒッターで前ジャイアンツのアリスメンディ・アルカンタラ、19年オフにプレミア12で米国代表に選出された右腕で前パイレーツのコディ・ポンセと3選手の獲得を発表している。

「中日の今年の現状を考えたら、外国人野手を獲得しないのはあり得ない。他球団はきっちり補強していますし、アリエルより長打がありそうな選手が見当たらないってどんな資料を見せているのか…。ある程度大金を投資しないとクリーンアップを打てる外国人は獲得できない。アリエルが1年間外野でプレーできるか不透明だし、立浪監督にこういう発言をさせてしまう球団は本気で優勝する気があるのか疑ってしまいます」(名古屋のテレビ関係者)

 立浪和義新監督が就任し、5位からの巻き返しへ得点力アップが最大の懸案事項だ。今季はリーグワーストの405得点。日本一に輝いたヤクルトの625得点より200点以上も少なかった。チーム最多はビシエドの17本塁打で、2ケタ本塁打を打ったのは11本塁打の木下拓哉と2人のみ。即戦力で期待されたガーバーは打率.156、0本塁打、1打点と戦力にならなかった。

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