へずまりゅう(YouTubeより)
へずまりゅう(YouTubeより)

 山口県民はこの立候補者を受け入れるだろうか。元迷惑系YouTuber「へずまりゅう」こと原田将大氏(30)が「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で(NHK党)」から参院山口選挙区補欠選挙(10月7日告示、24日投開票)に立候補することを正式に表明した。

【写真】へずまりゅうを擁護したゆたぼん

 9月21日に開いた記者会見で同党の立花孝志党首(54)も同席。へずまに出馬を打診した理由について、立花党首は「誰でも立候補できるということ、諸派党構想を掲げているので、へずま君が一審で有罪判決を受けていますけど、選挙に立候補する権利があることを1人でも多くの方に知って頂きたい」、「我々に色々な批判があるでしょうけど、政治や選挙に関心のない人に少しでも投票に行って頂きたい。そんな思いでお声がけさせて頂いた」と説明。

 へずまは出馬の意向を家族に伝えたところ、「反省していないだろ」と叱られたことを明かした。そして、山口県民に対して直接謝罪したい意向を示し、「よく反省していないと言われますが、勘違いっすね。自分実質昨年あれだけ大人気でYouTubeで渦巻いていたのに、1年間活動休止したんですよ。これがどういうことだかみんなわかると思うんですけど、1年間活動を休止することは凄く苦しいんですよ」と反論。「これからは態度、行動で見せていこうと思ったので選挙に出ました」と語った。そして、立花党首が立候補時の届け出名を本名ではなく「へずまりゅう」で進める方針を明かすと、へずまは「よかったです。当選確定です。悪名は無名に勝る」と豪語した。

 へずまは「迷惑系YouTuber」として知られていた。会計前に魚の切り身を食べた窃盗やTシャツが偽物だとクレームをつけたとして窃盗、業務威力妨害などの罪に問われ、名古屋地裁岡崎支部が8月27日に懲役1年6か月、保護観察付きの執行猶予4年の一審判決を言い渡されたが、控訴している。今月3日に自身のツイッターで「控訴」と書かれた紙を持った自身の写真と共に、「裁判無罪やないし不服のぷんぷんやから今日控訴したわ!ひろゆきさんも去年擁護してくれてたし無罪じゃろうがオラ」と投稿していた。

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「反省してない」と地元から批判も