立花孝志氏(C)朝日新聞社
立花孝志氏(C)朝日新聞社

 取材したテレビ関係者はこう語気を強めた。

「1時間を超える記者会見で、へずまは山口への郷土愛、県民に迷惑をかけたことに対する反省の思いを繰り返していました。ただ、なぜ政治家になりたいのかという思いが伝わってこなかった。SNSでの発信力を強調していましたが、伝えたい政策が何一つ出てこなかった」と首をかしげる。記者会見の動画を見たという山口県民の50代の男性も「『反省していないのは勘違い』というが、有罪判決を受けたばかりなのに何を考えているのか。立花さんの考えも理解できない」

 SNS、ネット上では、「ニュースで見る限り、確かに誰でも立候補する権利はあると言うNHK党の意見もわかります、でもそれなら同じ山口県民としてこの選挙は意味ないことなので投票しないことにするを私は選びます。わずかな一票ですけどね(原文ママ)」というコメントが見られる一方で、「国家議員の一割位インフルエンサーが居てもいいと思う。基準は別として完璧な組織なんて一つもない。国会中継で寝てる方よりは変革という点では期待できる(原文ママ)」という指摘も。

 出馬するへずまに対し、山口県民はどのような判断を下すだろうか。(牧忠則)