侍ジャパンの山田哲人 (c)朝日新聞社
侍ジャパンの山田哲人 (c)朝日新聞社

 打倒・大谷翔平(エンゼルス)も、侍ジャパンのミッションの一つか。

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 今シーズン、NPBは注目度や露出度などで、メジャーで大活躍中の大谷に大きく差をつけられてしまった感もある。東京五輪での侍ジャパンの活躍で日本のプロ野球界にも注目が集まることを関係者は望んでいる。

「大きなトラブルやアクシデントがない限り優勝は間違いない。(侍ジャパンには)メジャー挑戦を目指すような選手が各ポジションに揃っている。今年はイマイチですが田中将大楽天)はヤンキースのエース格だったので、米球界での知名度もすごい。実力、ネームバリューともに飛び抜けています。金メダル獲得を願っています」(NPB関係者)

 オリンピック野球競技は、7月28日の初戦(福島)から始まり、決勝(横浜)は7日に行われる予定だ。6カ国が参加しているが、各チームともに最強とはほど遠い布陣で、侍ジャパンのライバルは見当たらない。決勝トーナメントでは仮に1度負けても決勝進出可能にもなっており、最低でもメダル獲得は確実と言える。

 そんな侍ジャパンは初戦のドミニカ共和国戦こそ大苦戦の末にサヨナラ勝ちとなったが、続くメキシコ戦では危なげなく勝利。今後も圧倒的な強さを発揮し、負けなしで金メダルを獲得したいところだ。

「NPB人気回復への起爆剤の役割も期待する。(地域によって状況は異なるものの)入場制限付きでファンが球場に戻ってきた。現場は盛り上がっているが世間は大谷一色。大谷を出せば視聴率も上がるし新聞、雑誌も売れるから当然です。野球界全体では良いことですが複雑な思いをしている人も少なくない。侍ジャパンには話題を独占するくらいの活躍をして欲しい」(NPB関係者)

 地上波テレビで大谷を見かけない日はない。試合出場日、お昼のワイドショー番組でも、その日の結果を伝えることは日常となった。7月13日(現地時間)のMLBオールスターゲームではテレビ朝日で異例の生中継がされた。またスポーツ新聞の一面を飾った回数も圧倒的でNPBの話題が霞んでしまうほど。巨人ファンを公言するマスコミ界の大御所がラジオ番組内で苦言を呈するほどだった。

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大谷に“嫉妬”している人は多い?