直近のワールドツアーで2連勝したアメリカのクレス(右)/スポンシル(左)組(写真提供・FIVB)
直近のワールドツアーで2連勝したアメリカのクレス(右)/スポンシル(左)組(写真提供・FIVB)
東京オリンピック優勝候補のブラジルの若き星・デュダ(写真提供・FIVB)
東京オリンピック優勝候補のブラジルの若き星・デュダ(写真提供・FIVB)
日本の大会と相性がいい カナダ・バンスリーの攻撃(写真提供・FIVB)
日本の大会と相性がいい カナダ・バンスリーの攻撃(写真提供・FIVB)
開催国枠で出場する日本の石井(右)/村上(左)組(写真提供・ビーチバレースタイル)
開催国枠で出場する日本の石井(右)/村上(左)組(写真提供・ビーチバレースタイル)

「東京2020オリンピック競技大会」ビーチバレーボール競技が7月24日(土)、東京都品川区の潮風公園で開幕する。ビーチバレーボールは、1996年アトランタオリンピックで正式競技になって以降、ロンドンオリンピックやリオデジャネイロオリンピックでチケットの売上が最も好調といわれた注目の競技である。

【写真】美と実力を併せ持つ“ビーチの女神”はこちら

 太陽光を遮るサングラスを外すと、力強いプレーとは裏腹にキュートな表情が印象的な女子のビーチバレー選手たち。ここでは、強さと美しさを誇るプレーヤーたちを数名紹介していく。

 トップバッターを飾るのは、過去6大会中3大会で金メダルを獲得してきたアメリカのサラ・スポンシル。選手層が厚く、競争が激しい国予選を勝ち抜いてきた期待の新鋭だ。高身長パートナーのケリー・クレスの背後で、縦横無尽にコートで舞うスピードのあるレシーブ、華麗なるボールコントロールは必見。直近のワールドツアーでも2連勝しており、若さ溢れるプレーがこの東京でも爆発すれば、優勝も十分ありえるだろう。

 次に挙げるのも、ベテラン勢が顔をそろえる女子世界トップチームの中で、若さがきらりと光るブラジルのエドュアルダ“デュダ”サントス・リズボア。2年前に開催された東京オリンピックプレ大会となったワールドツアー東京大会でも優勝した実力派プレーヤーである。武器は、アンダーカテゴリー時代から積み上げてきた強靭なフィジカルを土台にした球際の強さとタフさ。サングラスを外せば、その逞しいプレーから想像できないような22歳のはじける笑顔が存在する。東京オリンピック直前のワールドツアーグシュタード大会でも優勝しており、パートナーである大ベテランのアガタ・ベドナルチュクと勢いに乗っていけるか、期待がかかる。

 最後に紹介するのは、ビーチバレーボールおよびバレーボールをしている日本人プレーヤーにぜひ見てほしいカナダのヘザー・バンスリーだ。身長170cmながら今大会で自身2回目のオリンピック出場を果たした。空中での抜群のボディコントロールから繰り出すジャンビングサーブやショットテクニックは圧巻。世界の高さをさらりとかわす姿は、まさにクールビューティーそのもの。近年はなかなか上位進出できていないが、バンスリーは日本で開催されたワールドツアーで2回、表彰台に立っている。高温多湿という環境での強さを最良のパートナー、ブランディ・ウィルカーソンとともに生かせるか。

次のページ
日本から出場するのは?