「本人も反省していたように、水泳で結果を出し続けたことで自分を見失ってしまった部分があると思います。水泳に関しては努力家です。小学生の時は萩野公介に勝てず、コツコツと努力を重ねていた。他の選手の泳法も熱心に研究するし、練習に関してもストイックです。もちろん、世間から許しを得られていないことは本人も感じているでしょう。テレビの人間としては、金メダルを獲った時に『苦しみを乗り越えて』というのも違和感があるし、取り上げ方が難しい」(民放テレビ関係者)

 SNS、ネット上では、「メダリストはイメージが大事、不倫のイメージが先行して、ヒーローのイメージがない。切ない不倫もあるが、あからさまな不倫だったから同情出来ない(原文ママ)」という書き込みが見られる一方、「過去は過去。家族と原因となった当事者との間で解決してるなら外野がとやかく批評することでもない。もし気に入らなければただ普通に応援しなければいいだけ。1年前に完全なピークを作っていながら中止になった喪失感はアスリートなら理解できるはず。ただその矛先を間違ってしまったのは事実だが、反省し、やり直してる姿まで否定する権利は第三者にあるはずもない(原文ママ)」という意見も。

 家族、応援してくれるファンがいる。瀬戸は支えてくれた人たちに感謝の気持ちを込め、東京五輪の舞台に立つ。(牧忠則)