一方、尾野といえばバラエティー番組などでみせる明るく豪快な性格も魅力のひとつだろう。5月16日に出演した「おしゃれイズム」(日本テレビ)では、普段はほとんどジャージーで過ごしていることを暴露。銀座や青山などおしゃれな場所に行く際はどうするのかと聞かれると、「黒パンに、ちょいいいトレーナ」と笑い、「ボタンのある服、絶対着たくないです」と共演者を驚かせていた。

「女優さんによっては黒歴史ともいわれそうな、過去にスナックでアルバイトをしていたことなどもあっけらかんと話してしまうのが尾野さんらしいところ。上京直後に働いていたそうで、当時のお店のママへの感謝の気持ちをテレビで伝えていたこともあります。下積み時代は月給が500円だったこともあったとか。振込手数料を差し引くとなくなってしまうので、事務所に取りに来るよう言われたそうですが、電車代でその500円も飛んでしまったというエピソードも。苦労していた頃の話を豪快に笑い飛ばす姿に視聴者も好感するのでしょう」(同)

■ガチのすっぴんで映画出演

 バラエティー番組などで3枚目を買って出るタイプゆえ隠れがちだが、実は尾野の美しさも関係者からは絶賛されている。

「取材現場でカメラを向けられた際に、尾野さんはパッとスイッチがオンになり、ガラっと表情が変わるんです。その目の輝きやたたずまいは、現場にいる人間をグッと引き込むパワーがあります。そして何より美しい。とくに瞳が茶色くて澄んでいてキレイなんです。ときどき尾野さん自身も感動するくらい、ステキに撮れるときがあるそうで、『とくにメークと衣装の力はすごいです』と謙遜されているインタビューもありましたが、尾野さんの素材と見せ方のうまさがあってこそだと思います。ドラマ『フジコ』で、受刑中の殺人鬼を演じた際、完全ノーメイクのシーンがあったのですが、彼女のすっぴんが美しすぎて『リアルじゃない』という声があがったほどです」(同)

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結婚と離婚も経験した30代