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「クソどうでもいい仕事」にやる価値はあるのか? それでも仕事を楽しむ人が得る高評価

連載「モチベーション下げマンとの戦い方」

この仕事、何のためにやってるんだろう(stock_pix/ PIXTA)

この仕事、何のためにやってるんだろう(stock_pix/ PIXTA)

西野一輝(にしの・かずき)/経営・組織戦略コンサルタント。大学卒業後、大手出版社に入社。ビジネス関連の編集・企画に関わる。現在は独立して事務所を設立。経営者、専門家など2000名以上に取材を行ってきた経験を生かして、人材育成や組織開発の支援を行っている

西野一輝(にしの・かずき)/経営・組織戦略コンサルタント。大学卒業後、大手出版社に入社。ビジネス関連の編集・企画に関わる。現在は独立して事務所を設立。経営者、専門家など2000名以上に取材を行ってきた経験を生かして、人材育成や組織開発の支援を行っている

 あなたの周りにムダにやる気を下げてくる人物はいないだろうか? 経営・組織戦略コンサルタントの西野一輝氏は、こうしたやる気を下げてくる人物への対策を『モチベーション下げマンとの戦い方』(朝日新聞出版)として上梓した。今回のテーマは「どうでもいい仕事」について。

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 最近、「クソどうでもいい仕事(ブルシットジョブ)」という言葉をよく耳にするようになりました。アメリカの人類学者が提唱した概念で、その名の通り「なんの意味もない仕事」のことを指します。

 確かに、仕事をしていると「この人は何をしているのだろうか?」と存在に疑問を感じる同僚がいたりするもの。とくに年配の同僚であったりすると「あのようにはなりたくない」と煙たい存在に思えて仕方ない場合があります。

 先日も取材した広告代理店で若手社員から「どうでもいい仕事しているようにみえるミドル男性」に対する不満の声を聞きました。

 自分たちはクライアントに対して提案するため日夜仕事に忙殺されている。お互いに忙しいけど、助け合って仕事をこなす日々。ところが、職場でスローに動いている隣の部署にいるおじさんが目にとまり、イラっとすることがあるといいます。

 その人のいる部署は情報管理部という名前で、これまでに調査した業界動向や統計分析を管理しているそうです。でも、具体的に何をしているのか、まったくわからないといいます。

 所属している年配の男性が何人もいて、各々パソコンに向かっているものの、緊迫感なく画面を眺めているようにみえる。おそらく、ネットで仕事と関係ない芸能情報でもみているに違いない。それで自分より高い給与をもらっているなんて許せない……と妄想も含めて大いに不満を抱いていました。

 同じような気分の人は世の中にたくさんいるかもしれません。そもそも、なんでそんな人が存在しているのでしょうか?

 それは、会社の度量の大きさと言えるかもしれません。多少仕事ができなくとも過去には活躍して貢献してくれた時期があったので、それを考慮して、今は仕事ぶりに見合わない給与を払っていることを容認するという姿勢です。


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