軍隊たちの熱烈な支持で楽曲がSNS上で拡散されると、女性たちからも多くの支持を集めて社会現象に。この大ブレークがもう少し遅かったら、グループは解散していた。ユジョンはYouTubeチャンネルのインタビューで「正直に話すと、『私たちもうダメだよね。生活も苦しいし、早く整理をして社長に話そう』とメンバーに相談したのが2月23日でした。私とユナさんは宿舎の荷物も片付けていて、(グループは)終わりを迎えた状態でした」と告白。翌24日以降に「Rollin’」動画再生回数が驚異的なスピードで伸びていったが、「浮かれるどころか、むしろ落ち着いていましたね。『話題になるのは一瞬で、ブームはすぐに過ぎ去る。期待しない方がいい。傷つくだけだよ』と。それだけ自尊心が低くなっていたんです。私たち4人は何をしても成功しなかったし、もう普通に暮らそうと話していました」と自信喪失していたことを明かした。

 勢いは止まらない。米ビルボードが発表した「K-POP100」の最新チャートで1位に。音楽番組・人気歌謡でもデビュー後初の1位を獲得し、ユジョンは「周りからダメだと言われても、最後まで信じて待ってくださったブレイブ・ブラザーズにも感謝します。ファンの皆さん、国軍兵士、予備役、民防衛隊の皆さんもありがとうございます」と感謝を口にした。

 4人のメンバーは日本での活動にも意欲を示している。日本のSNSやネット上では、「本当に元気を貰っています。これからも良いパフォーマンスを期待しています。皆さんの今までの頑張りが少し報われて本当によかったです。自分のことのようにうれしく感じています。幸せがいつまでも続くことを願っています」、「Rollin’のライブを見て衝撃を受けて涙が止まらなくなりました。人知れず苦労を重ねてきた深みがパフォーマンスから伝わってくる。心の底からずっと応援しています。コロナが収束したら日本でライブしてほしいです」など応援のメッセージが。どん底から韓国を代表するガールズグループに羽ばたいた。これからは突っ走るのみだ。(牧忠則)