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NHK英語の「カリスマ」杉田敏 英語を学ぶビジネスパーソンに送る言葉

岡田慶子dot.#NHK#杉田敏
杉田敏(すぎた・さとし)さん (撮影/大野洋介)

杉田敏(すぎた・さとし)さん (撮影/大野洋介)

 NHKラジオ講座「実践ビジネス英語」でおなじみの杉田敏さんが2021年3月をもって講師を卒業された。30年以上もの間、NHKラジオで指導してきた杉田さん。現在発売中の『AERA English 2021 Spring & Summer』(朝日新聞出版)で、これまでを振り返るともに、英語を学ぶビジネスパーソンにエールを送った。

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*  *  *
Q.開始当時のエピソードを教えてください。

――当初、講座の講師を務めていることは、あまり人に話していませんでした。私の会社の社員がタクシーに乗ったとき、運転手さんに「英語を勉強しているので、ラジオの番組を聞いてもいいですか」と言われたので「いいですよ」と答えたら、ラジオから私の声が流れてきて仰天したとか。笑い話です。

Q.杉田さんは1987年「やさしいビジネス英語」から講師を務められました。最後の講座(2020年度「実践ビジネス英語」)と比べて、ビジネス英語の世界に変化はありましたか。

――1990年代、アメリカのビジネス界でdiversityという語は「企業の人材活用や労働市場における人材の多様性」といった意味で使われていました。しかし、近年ではその意味合いが大きく広がってきています。

 当初は人種やジェンダーの違いに重きが置かれていたのですが、現在ではそれらに加えて宗教、婚姻状況、年齢、出身地、障害、社会・経済的地位、教育、言語や外見などさまざまな要素も含まれるようになっています。ビジネスの世界の英語では、30年前と比べると用法も意味も大きく異なっていることがよくあります。

Q.「実践ビジネス英語」はいつも多様で先進的なトピックを扱っていました。ビジネスパーソンの関心を引きつける素材選びはどのように行っていましたか。

――素材選びにはいつも苦労しました。海外のメディアを丹念に読んで、話題になっているトピックを整理し、会話の流れを考えます。また、早朝のジムのトレッドミルの上で体を動かしながらBBCとCNNのテレビ番組を見ます。そこからヒントを得ることもよくありました。日々英語に接していないとさびてきますから、このルーティンは欠かせないことでした。


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