南野拓実、新天地で見えた“強み”と“課題”  来季は再びリバプールで勝負すべきか (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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南野拓実、新天地で見えた“強み”と“課題”  来季は再びリバプールで勝負すべきか

田嶋コウスケdot.
サウサンプトンにレンタル移籍した南野拓実(写真/gettyimages)

サウサンプトンにレンタル移籍した南野拓実(写真/gettyimages)

「タクミ・ミナミノは、サウサンプトンに“違い”をもたらしている」

 力強く語るのは、1990年代にチェルシーやアストンビラ、ミドルスブラでプレーしたアンディ・タウンゼント氏である。現在は解説者を務める57歳の元アイルランド代表MFは、次のように言葉をつないだ。

「今、ミナミノはサウサンプトンにとって極めて重要な存在だ。日本代表FWは自軍のボール保持時に前方に走り込み、敵の最終ラインを打ち砕くことができる選手。実際、サウサンプトンでそのようなプレーを見せている。チェルシー戦では素晴らしいゴールを決めた。サウサンプトンにとって大きな戦力になっているし、ミナミノもレンタル移籍で多くを学べるだろう」

 タウンゼントの言葉通り、南野拓実はレンタル先のサウサンプトンで理想的なスタートを切った。デビュー戦となったニューカッスル戦では、角度のない位置からGKの肩上を抜く豪快なシュートを決め、チェルシー戦ではGKとDFを欺くキックフェイントから華麗にネットを揺らした。出場5試合で2ゴール。しかも、過密日程を考慮されてベンチスタートになったリーズ戦とマンチェスターC戦、さらにケガで欠場したエバートン戦を除けば、リーグ戦の全試合で先発出場中だ。早くも、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督から大きな信頼を寄せられている。

 躍動の裏には、サウサンプトンのプレースタイルがある。「オーストリアのクロップ」の異名を持つハーゼンヒュットル監督は、「ハイプレス&ハイライン」の戦術が代名詞だ。前線と中盤の選手には激しくプレスをかける、インテンシティの高い動きが求められる。

 そのハーゼンヒュットル監督は、サウサンプトンに来る前にレッドブル・グループのドイツ1部ライプチヒを率いた。そのライプチヒと戦術を共有しているのが、同じレッドブル・グループのザルツブルクである。5年にわたりザルツブルクでプレーした南野は、レッドブル・グループの戦術をすでに習得しており、ハーゼンヒュットル監督も「タキは我々のサッカー用語(戦術)を身につけている。それは大きい」と太鼓判を押す。戦術をマスターしているのは大きな利点で、今後も主力として稼働するだろう。


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