地方議員コンパニオン宴会で露呈した日本のジェンダーギャップの要因【フェミニスト10大ニュース】 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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地方議員コンパニオン宴会で露呈した日本のジェンダーギャップの要因【フェミニスト10大ニュース】

連載「おんなの話はありがたい」

北原みのりdot.#北原みのり
作家の北原みのりさん

作家の北原みのりさん

2 杉田水脈議員発言「女性はいくらでも嘘をつける」
 杉田水脈衆議院議員によるセカンドレイプ発言に14万近くの署名が集まりました。「セクハラ罪という罪はない」(麻生太郎議員)など、安倍政権時代からのさんざんな政治家によるセカンドレイプ発言に、しっかりとどめを刺したい思いでいましたが自民党は署名受け取りを拒否。当初の宛先にしていた野田聖子幹事長代行は「受け取りを辞退します」と連絡してきました。この署名活動は先日、社会的キャンペーンのオンライン署名活動を行うChange.orgで今年の性差別部門で賞が与えられました(辞退しませんでした)。

3 選択的夫婦別姓まであともう少し!!
 結婚した男女の姓を強制的に同じにするのは、世界中で今や日本だけ。2000年代前半から、強制同姓は差別ですよ、改めましょうよ、と国連にずっと言われ続けているのだけれど、日本政府は聞く耳をずっと持たずにきました。が、その雰囲気が今年大きく変わりました。

 2020年、男女共同参画社会基本法に基づいて5年ごとに見直される、男女共同参画基本計画が策定されました。SNSなどでパブコメを求めるフェミな声も多く、これまでになく選択的夫婦別姓を求める声が盛り上がったのです。世論調査では7割が選択的夫婦別姓を支持とのこと。自民党の保守議員たちが「家族の絆が!」などと言っていますが、私は今回初めて、その手の声が“消えゆく者の断末魔の呻きに聞こえたのでした。だって、世論7割よ? 選択的夫婦別姓を全否定する声がカルトに聞こえるほど、現実の空気が変わったのかもしれない。自分の姓のまま結婚できる! そんな“ささいなこと”に、あとどれだけ時間がかかるのか分かりませんが、それでも大きな一歩を踏み出した2020年でした。

4 検察庁法改正案潰せた!
 #検察庁法改正案に抗議します

 この一つのタグが1000万ツイートを超える大規模な世論になり、実際に改正を阻止できました。2020年の一番のニュースかもしれません。提案したのはフェミニストの笛美さん。笛美という名前を見たときから、勝手に心の親友でいさせてもらっています。フェミを日本語で美しい笛、と記すセンス、ただものじゃないです。そう、フェミは美しい笛を鳴らす者。その声が現実を変えるのです。

5 草津町の女性議員リコール
 コロナ禍で、地方議会でどのように女性が扱われてるのかが浮き彫りになるニュースが続きました。群馬県草津町で性被害を訴えた女性議員のリコールに続き、最近は愛知県西尾市や奈良県山添村の議員らがコンパニオンを呼んで宴会を開いていたニュースが話題に。


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