その他にも優れたストライカーが目白押しだが、その中でも2人目として平瀬智行(鹿児島実業)を選びたい。スピードと高さを兼ね備え、3年時の第74回大会では2試合連続ハットトリックなどの活躍を見せ、静岡学園と両校優勝。これが鹿児島実業にとって初の全国制覇であり、その原動力となった男が平瀬だった。

 最後の3人目は、北嶋秀朗(市立船橋)だ。1年時の第73回大会、そして3年時の第75回大会と2度の全国制覇に貢献。選手権3年間で計15試合に出場し、豊富な得点パターンで6点、4点、6点の通算16得点をマークした。国立に愛され、選手権の申し子と呼ばれた男は、やはり外すわけにはいかない。

<1990年代ベストイレブン>
GK
川口能活(清水商)
DF
中西永輔(四日市中央工)
金古聖司 (東福岡)
羽田憲司(市立船橋)
MF
阿部敏之(帝京)
三浦淳宏(国見)
中村俊輔(桐光学園)
本山雅志(東福岡)
FW
小倉隆史(四日市中央工)
平瀬智行(鹿児島実業)
北嶋秀朗(市立船橋)