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冬になるとどうしても火災のニュースが増えてくる。気候も影響しているのだろうが、日本特有の家屋の構造も火災の増減に影響しているようだ。古くから「日本の家は紙と木でできている」と揶揄されてきたし、実際、歴史上にも万を超える人が亡くなってしまった火災が記録に残っている。江戸の三大大火と呼ばれる「明暦の大火」「明和の大火」「文化の大火」、京都の町の8割を焼き尽くしたと言われる「天明の大火」など、被害の大きな火事はほとんどが1月から3月の間に起きている。
江戸時代、この季節だけ被災しないように妻子を郊外の実家に帰省させ、梅雨の前に江戸の町に呼び戻すという江戸の町民たちもいたのだとか。おかげで冬と夏の人口にかなりの差が生じていた。それほど江戸時代、火事は恐れられていたのである。
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