婚約内定会見のときの眞子さまと小室圭さん(c)朝日新聞社(代表撮影)
婚約内定会見のときの眞子さまと小室圭さん(c)朝日新聞社(代表撮影)

 宮内庁が13日に発表した秋篠宮家の長女・眞子さまのお気持ちを記した文書が、さまざまな議論を呼んでいる。文書では、小室圭さんとの結婚の延期を発表するとともに、「生きていくために必要な選択」と意志を貫く姿勢をみせた。瞬く間に「眞子さま」がトレンド入り。ネットは声の大きな人が目立つとはいえ、速報の反応を見る限り、世の中の理解を十分に得られたとはいいがたいように思えるが……。

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 速報が飛び込んできたのは、13日15時44分。朝日新聞デジタルで「眞子さま・小室さん、お気持ち公表」と第一報が入り、16時過ぎには文書全文が報じられた。

 文書には、「様々な理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃると思います」と前置きしたうえで、「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」とお気持ちが記されていた。

 発表自体は、国民にとってある意味、既定路線。11月8日に立皇嗣の礼が行われ、皇位継承に関する国の一連の儀式が終わった。それから11月30日の秋篠宮さまのお誕生日までの間に、何らかの発表があるのではないかとみられていた。

 今回の発表の内容は、驚くべき状況の変化が報告されたわけではなかった。お互いに結婚の意志は変わらず、ただ時期はまだ見通せないというこれまでと変わらない現状の報告だった。

 ただ、今回注目されたのは、文書の表現。眞子さまは、結婚を「生きていくために必要な選択」という言葉で表した。ネットの反応をみると、気になった人は多いようで、「もう結婚になさったらいいのでは」という声がある一方、「現在、コロナ禍で生活が苦しい人もいる中で、(心の問題を表したとしても)大げさではないか」といった声もあった。ネット上では、文書の発表を受けて、結婚について賛成か反対か意見を募るアンケートも実施されていた。

 セレブウォッチャーで、コラムニストの辛酸なめ子さんはこう話す。

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もう一つ文書で目を引いた点