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博士の知識を丸一日独り占めにできる「レンタル博士」。その魅力と課題とは?

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澤井悦郎dot.#マンボウ#博士#澤井悦郎
レンタル博士の光景。マンボウ類の標本を依頼者に見せて解説している(c)澤井悦郎

レンタル博士の光景。マンボウ類の標本を依頼者に見せて解説している(c)澤井悦郎

Twitterで「自分が博士を一日レンタルするなら個人的にいくらまで払えるか?」というアンケートを取った結果(c)澤井悦郎

Twitterで「自分が博士を一日レンタルするなら個人的にいくらまで払えるか?」というアンケートを取った結果(c)澤井悦郎

 私はマンボウに興味がある一般の方々に、自分の知る知見を個人的にでも教えたい博士である。

 以前、「今年もギネス世界記録を保持! 千葉県で漁獲された2300kgの『世界一重い硬骨魚』とは?」という話を寄稿したところ、この記事をたまたま見た読者から「有償でマンボウの話を思う存分聞きたい」と個人的な依頼があった。今まで講演などの依頼は受けたことがあったが、個人的に、しかも有償での依頼は初めてだったため、私はとても驚いた。

 これはまさに最近話題になっている「レンタル彼女」「おっさんレンタル」「レンタルなんもしない人」などと同系統のレンタル依頼……言うなれば、「レンタル博士」の依頼だと私は感じた。どんなもんかと依頼を受けて、その体験談をnoteにまとめて公開したところ、大きな反響があったので、その魅力と課題についてここでも紹介したい。

■「レンタル博士」とは?

 「レンタル博士」という言葉は、私がインターネット検索した限りでは、少なくとも10年ほど前からあった。私の言う「レンタル博士」とは、文字通り、博士号を取得した人物(ポスドク)を個人的にレンタルする有償サービスのことである。「個人的に」という点がこのサービスの重要なポイントだ。組織や団体からの多人数向けの講演依頼とは異なり、あくまで個人的に博士をレンタルし、その知識を丸一日独り占めして、自分の気になることを質問したり雑談的に語ってもらう(これが魅力)、というのが私の考える「レンタル博士」である。なので、企業のプロジェクトに参加するという依頼は、私の考える「レンタル博士」ではない。インターネット検索したところ、既に「レンタル博士」という名前で仕事をしている方が何人か見付かったが、これが企業相手なのか個人相手なのかは不明であった。

■執筆者の体験談

 今回、筆者は初めて「レンタル博士」されてみたのだが、依頼者はがっつり文献を示して学術的にマンボウのことについて議論したいというわけではなく、私の経験したマンボウ研究の話や、マンボウの面白エピソードが知りたいという感じだったので、ヲタク友達と観光しながら好きなことについておしゃべりしまくるという感覚で、仕事感はほとんどなく、とても楽しかった。詳しい話は記事末のnoteの参照リンクを見てほしい。


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