レアジョブでさまざまなプログラムの立ち上げに関わる深井朋子さんは、一日の中で必ず行う習慣の前後にくっつけるのがいいという。たとえば朝、起きてすぐ。アラームをレッスン開始の合図にしている人もいるそうだ。

「特に女性はメイクが気になるかもしれませんが、カメラをオフにしてもいいんです」と、深井さん。そんな方法があるとは驚きだが、「オンライン英会話は自由度が高いのが魅力。それを利用して習慣の固定化を」(深井さん)

 柴崎さんは特に朝を勧める。「日中だと、仕事や家事があるのでそれに気を取られて集中しづらいですから」。忙しくなるとつい後まわしにしてしまうのが人の常だ。

「自分が英語を使ってこうなりたいという夢、それも想像してニヤニヤするような楽しいものを持っておきましょう。そうすれば25分間を作り出すことがおっくうではなくなるはずです」(オンライン英会話に関する書籍や記事を多数執筆する嬉野克也さん)

 とはいえ、毎日時間を決めるのは気が重いという人もいるはずだ。

「そんな場合はその日の朝、やりたいなと思ったときに予約を入れるくらいの軽いスタンスで。長く続けていくためには、いかに無理をしないかも大切です」(田上さん)

【Q3】先生ってどうやって選べばいいの?

 サービスによっては数百人、数千人もの講師がいて、自分で選べる場合が多いのもオンライン英会話のメリットの一つ。しかしそれが「いい先生と出会えない」という悩みのタネになることもある。

「講師のプロフィルを見て、仕事の経験や趣味から、自身の英語学習の目的に合う人を見つけられるとよい」と嬉野さん。

「たとえば仕事で英語を使うなら同じ職種の経験がある先生、旅行で使いたいなら旅行が趣味の先生がいいですね。話が弾みますし、教材にはない表現も学べます」(嬉野さん)

 講師は固定したほうがいいのだろうか?「私はいろいろな人のレッスンを受けてみて、楽しくできる先生を探しました。お気に入りの先生が5、6人いてその人を中心に受けるようにしています」と、英語学習・海外留学のWEBサイトを運営する柴崎亮さん。

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