来年の主役は“清宮の弟”じゃない! 同学年に「ドラフトの目玉」候補が目白押し (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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来年の主役は“清宮の弟”じゃない! 同学年に「ドラフトの目玉」候補が目白押し

西尾典文dot.
来年のドラフトで“主役”となる可能性を秘めている大阪桐蔭の関戸康介 (c)朝日新聞社

来年のドラフトで“主役”となる可能性を秘めている大阪桐蔭の関戸康介 (c)朝日新聞社

 2018年の春夏連覇を達成したチームの後に入学してきた関戸と松浦の二人も早くから評判となっていたが、ここまで順調な成長を見せている。関戸は甲子園での交流試合では登板はなかったものの大阪大会では視察したスカウトのスピードガンで154キロをマークして大きな話題となった。少し沈み込むフォームだが、ゆったりとしたモーションでバランスも良く、打者の手元での勢いは申し分ない。打撃センスの高さも魅力だ。

 松浦も既に140キロ台後半のスピードを誇る本格派サウスポー。交流戦の東海大相模戦では僅差の場面で終盤の2イニングを任され、打者6人を完璧に抑える見事な投球を見せた。サウスポーらしいボールの角度があり、軽く投げているようでも楽に140キロ台をマークする。この二人が両輪となれば、再び大阪桐蔭が甲子園で優勝する可能性も十分にありそうだ。小園も既に150キロを超えるスピードをマークしている本格派右腕。肘のたたみ方が上手く、フォームの躍動感も申し分ない。県内のライバルである智弁和歌山との対戦は今後大きな注目を集めることになりそう。

 野手では冒頭で取り上げた清宮以外にも長距離砲となる素材が多い印象を受ける。名前を挙げると有薗直輝(千葉学芸・三塁手)、吉野創士(昌平・外野手)、阪口樂(岐阜第一・一塁手兼投手)、前川右京(智弁学園・外野手)、徳丸天晴(智弁和歌山・外野手)などがその候補だ。

 中でもこの夏、衝撃的な活躍を見せたのが左打者の阪口だ。帝京大可児戦で2本のホームランを放ったが、1本目は左中間、そして2本目は今年のドラフト候補である加藤翼の149キロをとらえたものであり、どちらもとても高校生が放つような当たりではなかった。

 恵まれた体格を生かしたパワーだけでなく、スイングに柔らかさがあり、高校時代の大谷翔平(エンゼルス)のバッティングと雰囲気が重なる。投手としても140キロ近いスピードを誇るだけに、ファースト以外の守備にもぜひ取り組んでもらいたい。有薗、吉野、徳丸はプロからの需要が高い右の長距離砲。三人とも早くからチームの中軸を任されており、マークが厳しい中でも結果を残している。前川も左打者だが長打力と確実性を兼ね備えており、近畿を代表する打者の一人だ。


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