半沢直樹、いまどき見逃しフル配信をしない理由とは? 鈴木おさむが感じた制作側のこだわり (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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半沢直樹、いまどき見逃しフル配信をしない理由とは? 鈴木おさむが感じた制作側のこだわり

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむdot.#鈴木おさむ
放送作家の鈴木おさむさん

放送作家の鈴木おさむさん

 そんな最終回で濃くなり過ぎたキャラクターが基準とされているので、全員が濃いところからスタートしているし、下手したら、役者さんがその場で「笑わせてやろう!」とすら思ってるんじゃないかと思ってしまう。でも笑えない。これって、もう「笑ってはいけない銀行」になってるんじゃないか。そうなんだよな。年末の「笑ってはいけない~」シリーズ見て楽しんでいる時の気持ちも少しあるんだ。

 今回の「半沢直樹」は前回と同じであって同じでない。とてつもない進化を遂げている。「半沢直樹2」とは表記してないが、これは「半沢直樹2」ではなく、「半沢直樹Ver2.0」である。

 そしてもう一つ。今回の「半沢直樹」はフル尺の見逃し配信を現在はやってない(ダイジェストと次回予告のみ)。テレビなんだから「リアルで見させる」ことにこだわっている。日曜夜9時に家でテレビで見るということにこだわって作られている気がする。

 僕は、テレビというのは曜日整理というのがとても大事だと思っている。何曜日に放送するか?この「半沢直樹」、次の日、仕事でブルーな気持ちになってる人を応援してくれる。こんなすごいドラマがリアルタイムにこだわって、リアルで見させてやろうと、テレビの前に首根っこ捕まえて座らせている感じが、とてつもなく格好いい。半沢直樹みたいだな。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。10/31スタートのテレビ朝日系ドラマ「先生を消す方程式。」の脚本を担当。

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