阪神の甲子園には“ぼろ負け” 巨人の人気復活に必要なのは「魅力的な球場」? (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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阪神の甲子園には“ぼろ負け” 巨人の人気復活に必要なのは「魅力的な球場」?

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巨人の本拠地・東京ドーム (c)朝日新聞社

巨人の本拠地・東京ドーム (c)朝日新聞社

 東京ドームは1988年開場、今年で32年目を迎える。それまで使用されていた後楽園球場の老巧化に伴い、隣接地である競輪場跡地に建設された。当時、後楽園球場で様々なイベントを継続開催しながら、隣では日本初のドームが建設中ということで大きな話題となった。モデルとなったのは、米国ミネソタ州にあった1982年開場のメトロドーム。MLBツインズやNFLバイキングスが本拠地としたドームで、空気圧で屋根を押し上げる方式など細部まで参考にされた。しかし野球の本場でもメトロドームは不人気で、2013年に閉場し31年間の役割を終えた。

 開場当時は巨人と日本ハムのダブルフランチャイズ。それまで空席が当たり前だった日本ハム戦も連日、超満員に膨れ上がりチケット入手も困難を極めた。しかしその状況はバブルでしかなかった。年数が経つにつれ目新しさもなくなり、日本ハムは以前の不人気球団に逆戻り。2004年には本拠地を北海道・札幌ドームへ移転した。

 その後の巨人戦も数年はお客さんが入る状況だったが、近年はかつてような絶対的な球団人気はなくなり、チームが不調に陥ると試合によっては空席も見られるようになった。

「問題はやはり東京ドームの深刻な老朽化。座席やビジョンを最新式のものに変えたりしているが、根本的には開場時と変わらない球場。小手先の改修をしてもどうしようもない。東京五輪というタイミングで新球場建設という噂もあったのですが……」

 巨人担当記者は、東京ドームについてそろそろ限界が来ているのではと言う。築地市場跡地などに巨人新球場建設か、という話が願望も込めてあがったこともあったが、それも叶いそうにない。

「30年以上経過した球場というのは古い。MLBでも東京ドーム以前にできた球場は5カ所しかない。それらは毎年のようにファンのニーズに応え改修している。中にはアナハイムのように球場半分を破壊、立て替えたものもある。時代のニーズに合わせた空間を提供するのはエンターテインメント(エンタメ)の基本。コンサートなど他のイベントは別としても、野球としては東京ドームは時代錯誤と言わざるを得ない」(MLB事情に詳しいスポーツライター)


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