ゆりやんレトリィバァ/奈良県出身。2013年、NSC大阪校を首席で卒業。第47回NHK 上方漫才コンテスト優勝、第1回女芸人No.1決定戦THE W優勝などの受賞歴を持つ。フォロワー数約79万人のインスタグラムでは、英語を使ったネタも随時アップ中(撮影/篠塚ようこ)
ゆりやんレトリィバァ/奈良県出身。2013年、NSC大阪校を首席で卒業。第47回NHK 上方漫才コンテスト優勝、第1回女芸人No.1決定戦THE W優勝などの受賞歴を持つ。フォロワー数約79万人のインスタグラムでは、英語を使ったネタも随時アップ中(撮影/篠塚ようこ)

 自身のYouTubeチャンネルでも英語を話す姿が印象的なゆりやんレトリィバァさんは、NHK「知りたガールと学ボーイ」で英語での突撃インタビューにチャレンジしている。「AERA English 2020 Spring & Summer」(朝日新聞出版)では、「実はむっちゃ人見知り」を自称するゆりやんさんに、「外国人に英語で質問するコツ」を聞いた。

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 今年芸歴8年目を迎える、ゆりやんレトリィバァさん。その活躍の場は国内にとどまらず、昨年はアメリカの超人気番組「アメリカズ・ゴット・タレント」にも出演を果たした。角刈りのかつらに星条旗柄のセクシーな水着姿でステージに上がり、ダンスとトーク(もちろん英語!)で会場を大いに盛り上げた様子を、SNSで見た人も多いだろう。

 そんな桁外れに強いハートを持つゆりやんさんだが、「実はむっちゃ人見知りなんです。買い物に行っても、店員さんに話しかけられないくらい」と告白。

「でも海外では、スーパーで知らん人に話しかけることもできる。よく言われるんです、英語を話してるときは強気だよねって(笑)」

 番組でも“英語版ゆりやん”の強気な姿勢は、存分に発揮されている。英語での突撃インタビュー中は、スタッフの手助けはなし。断られても素通りされても、ゆりやんさんはひるむことなく「Hello, I’m Yuriyan Retriever!」と声をかけまくる。

「ロケは毎回大変です。それでも外国の方と実際に会話をすることで、実用的な言い方を覚えられるのは嬉しい。例えば人を誘うとき、『Let’s』は強制的なニュアンスがあるから、『Do you wanna~?』とか『Would you like to~?』を使ったほうがいいということも、ロケで知りました」

 学生時代から英語に興味を持ち、帰国子女の友達や海外ドラマのモノマネをしていた。インスタグラムなどで披露している「アメリカ人モノマネ」は、まるで別人格だ。

「セリフでも音楽でも、英語を繰り返し聞いてリズムを覚えて、そのまま真似をするのは得意なんです」

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