トラベルライターが直面したコロナ渦 タイの水際対策は迅速で厳格だった (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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トラベルライターが直面したコロナ渦 タイの水際対策は迅速で厳格だった

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取材の起点となる予定だったタイ国鉄・クルンテープ駅(撮影/植村誠)

取材の起点となる予定だったタイ国鉄・クルンテープ駅(撮影/植村誠)

バンコクにあるショッピングモールの一つ。22日からスーパーマーケット部分などを除いて閉鎖される予定だ(C)朝日新聞社

バンコクにあるショッピングモールの一つ。22日からスーパーマーケット部分などを除いて閉鎖される予定だ(C)朝日新聞社

2018年12月にカンチャナブリへ貸切車両で取材旅行へ。タイではこのように定期列車などに貸切車両を連結することも可能(撮影/植村 誠)

2018年12月にカンチャナブリへ貸切車両で取材旅行へ。タイではこのように定期列車などに貸切車両を連結することも可能(撮影/植村 誠)

タイ国鉄公式サイト画面からログインし、「Ticket History」クリック。すると予約・購入済みのチケットナンバーや列車番号、日付、区間などとともに私の氏名が表示された(タイ国鉄公式サイトからのスクリーンショット)

タイ国鉄公式サイト画面からログインし、「Ticket History」クリック。すると予約・購入済みのチケットナンバーや列車番号、日付、区間などとともに私の氏名が表示された(タイ国鉄公式サイトからのスクリーンショット)

キャンセル後のタイ国鉄公式サイト画面(タイ国鉄公式サイトからのスクリーンショット)

キャンセル後のタイ国鉄公式サイト画面(タイ国鉄公式サイトからのスクリーンショット)

 新型コロナウイルス禍をめぐる動きは、ついに全世界的規模の騒動に発展しつつある。その詳細についてはここでは触れないが、旅行や出張を断念したり控える動きも大きく広がってきている。筆者もまた計画していたタイ国鉄取材を中止せざるをえなかったが、その顛末をここに記してみたい。

【写真】閉鎖されるバンコクのショッピングモール

*  *  *
■楽しい取材となるハズだったタイ訪問

「3月14日に貸切列車を走らせることにしたんですが、参加しますか?」

 そんなメールがバンコクの友人から届いたのは年明け早々のことであった。なんでも、バンコクの中央駅にあたるクルンテープ駅発着の日帰り列車ツアーを企画、途中に貨物列車専用線を通るのだという。

 個人的にタイやマレーシアなど東南アジアの鉄道旅行取材を続けており、すでにその両国については全線に乗っている。ところが、今回のお誘いは普段は乗ることができない貨物専用路線に乗ろうというものだ。

「もちろん行きますっ!」

 ふたつ返事で参加することにしたのは言うまでもない。

 さっそく、出発までの仕事スケジュールなどを調整しつつ、タイ滞在中の取材内容を整理。貸切列車といっても1日だけのことなので、6日間の日程を用意しつつタイ北東部取材などを組み合わせることにした。

 成田~バンコク間の航空券とバンコクの定宿をWEBで予約したのが1月20日。2月に入ってからタイ国内の寝台列車をタイ国鉄の公式WEBサイトで購入し、これにて準備万端。あとは出発日を待つだけとなったのだが……。

■新興感染症発生! パニック騒動のなかに冷静な対応も……

「中国・武漢で正体不明の感染症が発生」

 新型コロナウイルス禍をめぐる最初の報道に接したのがいつのことだったのかは正確には思い出せない。ただ、「妙なことが起きたな」とは思ったものの、あくまで対岸の火事程度の認識しかなかったように記憶している。航空ダイヤと運賃次第では北京経由も視野に入れていたので、「北京経由にしなくてよかったかもしれない」と思った程度で、大事だと認識するまでに若干のタイムラグがあったことは否定できない。


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