■バラエティも女優業も多方面で活躍か

 といっても、期待(?)に反して大河の代役は川口春奈に決まったわけだが「剛力の仕事に対するモチベーションは高いはず」と語るのは前出の記者だ。

「私生活をオープンにしてしまったので、今度は実力で頑張らなくてはという責任が出てきたとバラエティ番組で明かしていました。芝居は続けたいし、大きな夢としてハリウッドも行きたいとのこと。また、12月13日には約1かヵ月ぶりに自身のインスタグラムを更新し、『毎日、何かしらアップしてみようかな笑』とコメント。破局でも「強メンタル」の剛力彩芽 2020年は大ブレイクの予感も意欲を示しています。ハリウッドへの夢は叶うかわかりませんが、ここまで正直で潔いと共演者もネタにできるので、来年はバラエティ番組に呼ばれることが多くなるかもしれませんね。そもそも、剛力は不倫のようなやましいことをしていたわけではないので、ここから自分らしく這い上がっていく様を視聴者に見せていければ、次第にイメージも回復し女優の仕事も増えると思います」

 TVウォッチャーの中村裕一氏は、剛力の今後についてこのように分析する。

「『ザ・ノンフィクション』ではクレジットを見るまではナレーターが彼女であるとはまったく気づきませんでした。クルーズ船に乗った婚活男女がお見合いパーティーを通じて繰り広げる悲喜こもごもという、今の彼女にとって相当デリケートな内容にも関わらず、丁寧で誠実なナレーションを披露し、番組を裏からしっかり支えていました。芯の強さとともにある意味、爽快さすら感じました。確かに、よくよく考えてみれば、世間から後ろ指をさされるような悪質なスキャンダルを起こしたわけではありません。むしろここで逃げずに頑張ることで好感度もアップし、女優としての高評価にもつながっていくのではないでしょうか。2020年は国をあげて盛り上がっていくオリンピックイヤーということもあり、リスタートを切る絶好のタイミングだと思います。体当たりでさまざまな役にチャレンジする一生懸命な彼女の姿をぜひまた見たいですね」

 まだまだ20代の剛力。経験を生かしつつ演技力も磨いていけば、以前とは一味も二味も違う女優へと転換できるだろう。(丸山ひろし)