【一発屋伝説2019年】美しいひょっこりはんの消え方 小粒すぎる夢屋まさる (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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【一発屋伝説2019年】美しいひょっこりはんの消え方 小粒すぎる夢屋まさる

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宝泉薫dot.
はい、ひょっこりはん! (C)朝日新聞社

はい、ひょっこりはん! (C)朝日新聞社

 今年の新語・流行語大賞に選ばれた言葉を、あなたはご存知だろうか。答は「ONE TEAM(ワンチーム)」。W杯を盛り上げた、ラグビー日本代表のスローガンだ。

【写真】「パンケーキ食べたい」夢屋まさるは、超有名私大在学中の高学歴芸人 

 この受賞にはちょっとピンとこない人もいるだろうが、もともとこの賞自体、特定のスポーツや思想への偏りが見られたりして、流行をまんべんなく反映するものではない。それでも毎年、それなりに盛り上がるのは、お笑い系の一発屋たちによるヒットギャグの存在が大きかった。

「なんでだろ~」(テツandトモ 03年)「グ~!」(エド・はるみ 08年)「ワイルドだろぉ」(スギちゃん 12年)「ダメよ~ダメダメ」(日本エレキテル連合 14年)などなど、シンプルなわかりやすさで、流行したことを実感させ、その年のことをなんとなく思い出させてくれる一発ギャグの数々。残念ながら、今年はそういうものも、そういう一発屋も生まれなかった。

 そんななか、ラグビー日本代表の人気はある意味、一発屋的であり、受賞にふさわしいともいえる。また、彼ら絡みでは、ノミネート30語のなかに「笑わない男」というものも入った。これなどはちょっと笑いに飽きたというか、そんなに笑ってもいられないよなという世の中の気分を象徴しているのかもしれない。

 実際、今年はお笑い界ですら「笑えない」話が多かった。吉本興業の闇営業しかり、チュートリアル徳井の申告漏れしかり、「イッテQ」などでの収録中の事故しかり。本人のせいではないが、藤本敏史も妻・木下優樹菜のタピオカ恫喝騒動をギャグにすることはできなかった。

■小島よしおとダンディ坂野のしぶとさ

 しかし、真の問題は不祥事が相次いだことではない。お笑い、特に一発屋芸人のスケールダウンが深刻なのだ。

 今年は「パンケーキ食べたい」のピン芸人・夢屋まさるがそこそこウケたものの、特大の一発とまではいかなかった。パリピ漫才のEXITや男声ものまねのりんごちゃんもまたしかりだ。それでも新語・流行語大賞には彼らを呼んでほしかったが、主催側もそこまでの魅力を感じなかったのだろう。


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