運動の流れは以下です。

1. 足を肩幅に開いて立ち、右ひじを外側に軽く曲げて、手のひらを後ろに向ける。

2. 体は正面に向けたまま、顔を左に向ける。ひじを背中に寄せるようにして後ろに引く。肩甲骨を背骨に寄せるように力をこめて10 秒キープ。

3. 反対の腕も同様に。

■前鋸筋トレーニング

 肩甲骨の外側(前側)の筋肉を鍛える運動。動こうとする腕を、もう片方の手で阻止。このとき脇の下に力が入ることが大事です。

 運動の流れは以下です。

1. 脇を締めて右ひじを曲げ、手のひらを正面に向けパーに開く。

2. ひじを持ち上げるようにして、腕を高く上げていく。

3. 2の手にもう片方の手をのせて動きを止める。両手が全力で押し合ったまま10 秒キープ。

4. 反対側も同様に。

笹川大瑛(ささかわ・ひろひで)
一般社団法人日本身体運動科学研究所代表理事、教育学修士、理学療法士。病院、高校バレーボール部、スポーツ選手などのリハビリ担当を経た後、運動・トレーニング、姿勢改善のセミナーを開催。全国より医療従事者が集まるなど、支持を集める。