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W杯控える「ラグビーの聖地」、改修で魅力増す一方“おもてなし不足”も

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山岡則夫dot.#ラグビー#ラグビーW杯
『ラグビーの聖地』東大阪市花園ラグビー場 (c)朝日新聞社

『ラグビーの聖地』東大阪市花園ラグビー場 (c)朝日新聞社

 選手側からすると、ロッカールームの改修が大きい。『国際ロッカー』と呼ばれていたメインスタンド側のものがゴージャス化。バックスタンド側にも第2グラウンド使用者用のものが新設された。もちろんシャワールームなども見違えるようになった。

 ゴールポストはRWC仕様の17m(以前14m)になりジャッジが容易に。その他にも細部へのこだわりがなされ、時代に即した印象がする。

 観客側からすると、スタンド下コンコースが広がったのはうれしい。場所によっては『東の聖地』東京・秩父宮ラグビー場の2倍近いスペースがある。飲食売店やトイレの数も格段に増え、長時間滞在も苦痛ではなさそうだ。

 また花園中央公園隣接ということで、芝生広場なども多い。様々なイベントができるほか、移動式屋台なども数多く出店。スタジアム内、外のスペースをうまく活用できれば最高の「お祭り環境」を生み出せるはずだ。

■ようこそ、現実からラグビーの世界へ

 箱だけでなく、周辺環境も充実し始めている。牧歌的であり幻想的な感じすら漂う。

 最寄駅は近鉄・東花園駅だが、1つ隣の河内花園駅北側の『花園商店街』が話題だ。花園までは歩いて15分程度で、「花園ラグビー場から一番近い商店街」をアピールしている。

 商店街を抜けると、そこからは住宅街の間を縫うように歩く。新築住宅と古くからある平屋作りの長屋が混在した空間。過去と未来が混じり合った感覚を受けながらしばし歩く。

 駅から花園までの間、現実からラグビーの世界へ引き込まれるような感覚を得る。これは都会のビルの谷間にある秩父宮では、感じられないものだ。(もちろん日常生活の中に当たり前にラグビーが溶け込んでいる秩父宮も良い)

 そして見えてくる花園は、近未来をイメージさせる外観。暗くなると色とりどりにライトアップされて幻想的な世界が浮かび上がる。例えるなら、ドイツのアリアンツ・アレーナのようだ(サッカー、バイエルン・ミュンヘン本拠地)。様々なものが絡み合って、我々を非日常の世界に誘ってくれる。


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