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オリ激怒も納得 西武の与死球数がえげつない理由

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岡本直也dot.
オリックス・西村監督(左)と西武・辻監督 (c)朝日新聞社

オリックス・西村監督(左)と西武・辻監督 (c)朝日新聞社

 近年では珍しい光景だった。

 13日、メットライフドームで行われた西武対オリックス戦で乱闘が勃発した。乱闘が起きたのは4回2死満塁、オリックス・若月健矢が西武・森脇亮介からこの日チーム3つ目となる死球を浴びた直後だ。初回に1番打者の福田周平、3回には後藤駿太と死球が続いていたこともあり、オリックスナインは我慢の限界だっただろう。両軍が入り乱れての大乱闘に場内は騒然となった。

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 結果的にオリックスの佐竹学コーチが暴力行為を行ったとして退場処分を受け、両軍には「警告試合」が宣告された。しかし、その後も試合は落ち着く気配はなく、オリックス・田嶋大樹、西武・平良海馬が与えた押し出し死球が“報復行為”と見なされ、両投手ともに退場処分となった。

 どんなことがあろうとも暴力行為は決して許されるべきではないが、オリックスナインが激怒する気持ちも分からなくもない。

 今季オリックスは西武から18もの死球をくらっている。13日で西武戦は今季19試合目であったため、ほぼ毎試合のペースで死球が記録されている計算になる。これは、パ・リーグの球団の中でオリックスが最も多い数字だ。逆にオリックスは西武に対し、死球はわずか6つしか与えていない。死球により、主力選手が長期離脱となってはチームとしては痛手だ。オリックスナインが「いいかげんにしろ」と思うのも無理はない。

 西武の「与死球数」の多さは以前から指摘されていた。リーグ優勝をした2018年は、与死球数84で両リーグを通じてダントツのトップ。2位はソフトバンクと日ハムの63だった。今季も現時点で75と2位のソフトバンク、巨人の49を大きく引き離している。このままいけば2年連続で与死球数トップという不名誉な記録となるのは間違いないだろう。

 個人別成績を見ても、高橋光成は与死球数13でリーグトップ。そのほかでは、マーティン、榎田大樹、多和田真三郎、ニール、平井克典と、西武の投手陣が与死球数ランキングの上位を占めている。正捕手である森友哉の強気なインコース攻めのリードも少なからず影響しているだろうが、チーム防御率はリーグ最下位の4.38と、十分な効果が発揮できているのかは疑問だ。試合終了後、西武の辻発彦監督は「ウチがあてすぎ。プロとして恥ずかしい」とコメントした。


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