一連の“闇営業”問題で、反社会的勢力とのつながりを報じられた雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮がそろって、7月20日午後3時から都内で急遽会見を開いた。

(1)(2)(3)(4)(5)に引き続き、会見の一問一答を掲載する。

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──吉本の説明では、「選択肢としては引退と契約解除と、もう一つ、謝罪会見もあった」と。それなのに宮迫さんが打ち合わせをドタキャンしたから、引退ということで発表したということだ。謝罪会見の選択はなかったのか?

宮迫:ありませんでした。「その二つどちらかを選べ」でした。引退会見ならば「2時間後に戻って」ということでした。

──宮迫さんと亮さんがその「打ち合わせ」に行かなかったという時間は何時ごろですか?

宮迫:午後8時に戻ってこいということだったので、8時前後だと思います。

──(今日の会見について吉本に確認すると)宮迫さんは契約解消しているから関係ない。亮さんはまだ契約があるから、それなら「闇会見ですね、じゃあ契約解消になりますね」ということだった。それを聞いてどう思う。

亮:吉本興業の判断がそうだったなら、そうなんじゃないかと。僕もその前に腹は決めているというか、淳に電話する前には決まっていたので。

■「ちょっとずつ信用が崩れていった」

──吉本興業は、芸人とは対等な関係であると言うが、一方でいざ会見についてはお前黙っていろといった感じ。そして契約解消と、掌を返したような対応に思うが、それについては?

亮:そこの部分がちょっとずつ信用が崩れていった理由かと思う。よくいう「ギャラ僕たち何パーセントもらっているのかわからない」とか「契約書結んでいない」とか。そういうことの積み重ねが、今回のことにもつながっているのかもしれない。

──(吉本興業は)最初は入江さんだけを切り捨てたのが、だんだんと2人に責任転嫁していくような感じになっていったように思うが。

宮迫:元を正せば僕のウソから始まって、会社にはその時点で大迷惑をかけていて、僕は会社に強く言うことはできない。

亮:僕も同じ認識です。吉本の最初のリサーチで、僕は宮迫さんの「お金をもらっていない」に合わせてしまっている。そこからが始まりなので、切り捨てられているとは思っていない。

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「納得はできています」