■損害賠償の覚悟

──一連の騒動で番組を編集しなおしたり、ロケが中止になったりと損害が発生した。そのあたりのお金の話は吉本としているのか?

宮迫:弁護士さんとの話の中で、「損害賠償も発生するよ」という言い方はされたと思います。

──今後引退しない場合、ほかの事務所にマネジメントを頼むことはありえるか?

宮迫:今は正直、これからのことは想像もできないので考えていません。

亮:僕もまったく同じです。考えられないです。

──「反社会的勢力と金銭の授受があった場合は契約を解除する」という話は、今まで明示されていたのか。

宮迫:明確にそういったことを聞いたことはないと思います。

──そういう説明がないなかで契約解消というのは急だと思うのですが?

宮迫:驚きはしましたが、何度も述べていますが、これだけの騒動にしたのは最初の僕に責任がある。急きょこうなったという驚きはありますが、納得はできています。

──損害賠償を負う覚悟はある?

宮迫:会社に報告した後の24日までの間、収録に行っているんですが、「大丈夫なのか?」と。「この後謹慎になると、編集とか大変になる。大丈夫なのか?」ということは何度も会社に確認していましたが、それでも会社は「仕事に行ってください」とのことだった。そこに関しての損害賠償が生じるのであればしっかりお話をさせていただきたいと思います。

──吉本興業は何を守りたくて説明する機会を与えなかったのか。想像の範囲でも見解を。

宮迫:こういった場所で想像だけで何かを述べるというのは、大きな語弊を招くかもしれないので、それはすみません。

■「契約解消の怖さ感じた」

──お金をもらったことを、なぜ言えなかったのか。

宮迫:6月4日に入江くんが契約解消になった時点で、僕の中で「ここでお金のことを会社に言うと、自分たちも契約解消になるのでは」という怖さを感じてしまいました。それでも言わなければならないのが当然ですけど、保身です。その勇気が出ませんでした。すみません。

亮:僕の場合は、その前に入江くんから隠すようにという指示があって、正直、どこまで大きくなるのかを考えないままそのまま指示通りにやってしまったという感じです。すみません。

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吉本の説明に虚偽があるのか?